BBC地球伝説
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「地球最初の生命体とは?」
前編 生命の誕生
はるか昔、この地球に誕生した最初の生命とは、どのように始まったのか―。
映画監督リチャード・アッテンボローを兄に持ち、自然番組のプロデューサーとして知られるデビッド・アッテンボローの放送界におけるキャリアは50年。世界各地を回り、動物たちの生態の驚異を余すところなく記録した彼の"集大成"と言える今シリーズで、生命の起源に迫っていく。
デビッドは、地球上を駆けめぐって古代生物たちの世界を再現。霧に閉ざされたカナダ・ニューファンドランド島の海岸線から北アフリカの砂漠、そしてオーストラリア・クィーンズランドの熱帯雨林までを旅し、化石や現像する動物から5億年前の地球で生物が初めて海中に誕生した時代の証拠を発見する。
さらに数10億年昔の地球環境を検証し、画期的なCGを駆使して原始の世界をリアルに表現。はたして、地球に最初に誕生した生命体とはどのような姿だったのか? この世界を初めて眺めた目、陸上を歩いた初めての脚、他の生物と生存を争った最初の捕食動物。これらはいずれも、その後の進化をたどる創造物であり、我々人間を取り巻く全ての動物たちの起源であったのだ。
前編では、最古の恐竜出現から8倍もさかのぼる5億6千年前。単純な細胞から進化した複数の細胞が、最初の生命体として出現するプロセスを紹介する。
人類の起源はおよそ200万年前。恐竜の絶滅は約6千500万年前。ところが、その8倍以上も昔、35億年以前に単細胞生物といわれる存在があった。原始地球では最初の大陸が形成され、自転は現在よりも早く、1日の長さはたったの6時間。火山に支配され、過酷で生命のいない地上。それらは皆、深い海の底で誕生していたのだ。
単純な細胞から複数の細胞を持つ生命へ、いったいどのような進化をたどっていったのだろうか。そして、海から始まった地球の生命体は、やがて壮大な進化を経て現在の生物へとつながってゆく。
様々な角度から数10億年昔の地球を検証し、画期的なCGを駆使して原始の環境と生物をリアルに再現。地球に最初に誕生した生命体は、どのような進化をたどったのだろうか。