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ストーリー

ケニア・野生のゾウと暮らす
2 乾季の訪れ

ケニア共和国のサンブル国立保護区で活動する"セイブ・ジ・エレファンツ"チームを案内役に、野生の象の知られざる生態に迫るシリーズ。第2夜では"ウインズ"という群れに生まれた赤ちゃん象・ブリーズの成長、農村に侵入して作物を荒らし人間とトラブルを起こしているオスの象マウンテン・ブルなどを追いながら、ゾウの知られざる素顔に迫る。
家族を深い愛情で包み、仲間の死を悼む像の姿は必見である。

赤ちゃん象のブリーズは生後4ヵ月になり、すくすくと成長して元気いっぱいだ。一方、ブリーズの兄・バスターのわんぱくぶりはますますひどくなり、発情期のメスを追い回したり、自分よりも体の大きいオスにケンカを仕掛けたり、このままでは群れを追い出されることになりかねない。
足をケガして群れからはぐれていた親子は、無事に群れに戻ることができた。足のケガもだいぶ良くなった様子。ケガした我が子を決して見捨てず、常に寄り添い守った母親象の姿からは、象の親子の強い絆を感じることができる。
研究チームはアナスタシアの首輪を交換しようとしていた。ゾウは仲間をとても大事にするため、アナスタシアに近付けば群れが一斉に襲いかかってくる危険性があったが、チームは車で群れを遠ざけながら、なんとか首輪の交換に成功する。
保護区の外では、マウンテン・ブルという立派なオス像が人間の村に徐々に近づいていた。マウンテン・ブルの移動ルートの上に農村があるため、しばしば畑に侵入し、作物を荒らしているのだ。サバは農村まで足を運び、実際に人々がどれぐらいの被害を受けているのか調査する。マウンテン・ブルは畑の麦を食べ、人通りの多い道にまで侵入していた。イアンたちは野生の象と人間がうまく共存するための解決策を見いだすべく奔走する。
そして、ついに乾季が到来した。少ない水や食料をめぐり、ゾウの群れ同士に緊張が走る。群れ同士にも優劣があり、川で水を飲んでいても自分たちの群れより強い群れが来たら場所を譲らなければならないのである。果たして、幼いブリーズは、厳しい乾季を乗り越え、生き延びることができるのだろうか?また、別のオス集団は畑を荒らし、人々を困らせている。イアンたちは解決策を見いだすことができるのだろうか?