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ストーリー

神話と伝説をめぐる旅
4 アーサー王と騎士たち~ケルトへの旅~

キリストの聖杯は究極の宗教的シンボルだ。だが、なぜキリストが最後の晩餐で使用したという聖杯が、伝説のイギリス王アーサーと関連づけられるようになったのだろうか? 聖杯は実在したのだろうか、またアーサー王は実在したのだろうか? なぜ聖杯という概念は、現代に生きる私たちの心をもとらえるのだろうか? ニューエージの信奉者も神秘主義者も、「モンティ・パイソン」も「インディ・ジョーンズ」も皆、聖杯のトリコだ。
 シリーズ最後のエピソードでは、マイケルがグレートブリテン島の神話に迫る。アーサー王と円卓の騎士たちの物語である。
 コーンウォール、ウェールズ、ブルターニュ、アイルランド、スコットランドといったケルト世界を旅しながら、マイケルはウェールズの自由の戦士(いわば暗黒時代のチェ・ゲバラ)がいかにして中世のスーパーマンに、ひいてはキリスト教徒の英雄の鑑になったのかを探り出す。  旅の過程で、私たちは円卓や、エクスカリバー(アーサー王の魔法の剣)や、聖杯の隠された真実を発見する。手に入れがたいその謎めいたキリストの杯は、中世以降の詩人や小説家や映画作家を刺激し、「インディ・ジョーンズ」「モンティ・パイソン」「ダ・ヴィンチ・コード」などの作品を生んできた。
 歴史的探偵作業の最後の段階にいたり、マイケルは意外な場所で、実在したアーサー王の痕跡を垣間見せてくれる。