BBC地球伝説
ストーリー
→ 自然一覧へ
野生の王者ジャガー その知られざる素顔
© BBC
ジャガーは、その優雅な姿から動物の王と評されるものの、これまで野生の姿を人々の前に見せることはほとんどなかった。しかも、昔から狩りの標的とされて、絶滅の危機に瀕している。そんな幻の動物をフィルムにおさめようと、動物カメラマンのオーエンとアマンダはブラジルに向かう。アマゾン川南部のパンタナール湿地で、二人はジャガーの姿を探しまわるが、ジャガーの用心深さと湿地に阻まれ苦戦が続く。しかし、忍耐と努力の甲斐あって、一頭ならず、親子連れのジャガーの撮影に成功する。
撮影を通じて、二人は地元でジャガーの保護活動にあたる農場主や研究者、逆にジャガー狩りを楽しむ農場主に出会う。ジャガー狩りは非合法となった今でも、農場主は牛殺しの犯人として狩っている。一方研究者たちは、実際にジャガーはそれほど多くの牛を殺していないと反論する。彼らはジャガー基金の設立など、多くの保護活動と研究を行っている。カメラマンのオーエンとアマンダは、世界でもまれなジャガーの映像を通じて、人々がジャガーの美しさに感動し、保護の必要性を認識してくれることを望んでいる。。