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古代テクノロジーを解明せよ:バビロンの空中庭園
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世界7大不思議の一つとして知られる「バビロンの空中庭園」。
2500年以上前、当時の王が妃に捧げたとされているこの庭園は、伝説通り実在したのだろうか? 全貌は、いったいどんなものだったのだろうか? 存在さえあやふやな庭園の謎に、学者たちが挑む。
世界7大不思議の一つ、古代バビロンに造られた階段テラス状の「バビロンの空中庭園」は、当時の王が妃のために造ったものとされている。しかし、その存在を証明するものはギリシャの文人が残した書物のみであり、バビロンの遺跡から見つかった資料にも、庭園の存在をほのめかすものはなかった。はたしてこの庭園は、実在したのだろうか? そして、空中庭園は石の柱で支えられ、大地から浮き立つかのように建っていたといわれるが、そのテラスに咲く美しい花々に、どうやってユーフラテス川から水を汲み上げていたのかが最大の謎であった。
この水汲み技術を解明するべく、各方面の学者によるチームが編成された。彼らはヨルダンの丘に空中庭園の模型をつくり、メソポタミアの遺跡から発掘されたレリーフや楔形文字が刻まれた粘土板を道しるべとしながら、その時代に可能だった様々な水汲み技術の妥当性を検証していく。この技術の解明こそが庭園の実在を証明する鍵である。