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輪島塗
古き良き時代の熟練職人による手仕事の賜物である工芸品にフォーカスを当て、今と和えるライフスタイルを提案する番組第18回目は、「輪島塗」の世界へご案内します。
石川県・輪島の地で歴史を培ってきた伝統工芸・輪島塗。堅牢にして優美な漆器は、世界中から「ジャパン」と呼ばれ、絢爛豪華な日用品・芸術品として広く長く注目され続けています。
日本の諸工芸のなかでも古い歴史を持つ輪島塗。和と美を合わせ持つ高級漆器は、晴れの日の食卓には欠かせない"暮らしの道具"として生活に寄り添ってきました。その歴史の始まりは縄文時代、遺跡から紀元前5000年頃の漆器が出土したことに始まります。奈良~平安時代には能登文化が大陸人の渡来を機に伝播され、輪島塗の技術が脈々と名を広め、江戸時代中期から後期にかけては華麗な加飾技法が確立し、1977年にはこの技術が国の重要無形文化財に指定されました。
輪島の豊かな自然と、洗練された伝統技で世界中に名声を博す日本を代表する伝統工芸品。100を超える複雑な手仕事から生まれる日用漆器は、使うほどに艶やかさが増すことでも知られています。連綿と伝え育まれてきた漆芸「輪島塗」で番組が提案するオリジナル製品は、いつもの読書の時間を上質にするあの新製品。華やかなデザインで、優雅な時間になること間違いなしの一品です。