百年名家~築100年の家を訪ねる旅~

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嵐山「大河内山荘」第1弾 ~大河内傳次郎が魂を込めた庭園邸宅~

今回の「百年名家」は、京都嵐山の「大河内山荘」を訪ねます。大河内山荘は日本映画界の草分け的名俳優、大河内傳次郎が30年もの歳月をかけて造り上げた壮大な庭園邸宅です。傳次郎の晩年には、出演料のほとんど全てを注ぎ込んだと伝えられるほど、魂をこめて造営されています。6000坪の敷地を誇る回遊式の庭園からは、目の前にそびえ立つ嵐山が望めます。傳次郎がこの山荘を造り始めたのは昭和6年。信心深い彼が小さな持仏堂を建てたことに端を発しています。そのお堂のために小倉山の南面に土地を購入。やがて庭造りと家造りの面白さに情熱を傾けるようになり、敷地を徐々に拡大していきます。最終的には4棟の建物を配し、中でも「大乗閣」と名付けられた建物は、様々な時代の日本建築様式を取りこんで造られました。山荘全体が完成したのは何と60歳の年。傳次郎はその生涯をかけて建築と造園の美を追求したのです。大河内山荘は現在庭園部分が一般公開されていますが、建物内部は非公開になっています。これまで撮影はおろか特別公開さえもありませんでしたが、特別のご厚意により建物内部の撮影が初めて許されました。2回に渡りご紹介する大河内山荘の第1弾。

取材先情報

大河内山荘庭園

京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8 TEL:075-872-2233
開園時間:午前9時~午後5時
定休日:年中無休
※建物内部は非公開となっております。

※上記以外の情報については、公開出来ません。