百年名家~築100年の家を訪ねる旅~
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箱根の老舗名家巡り~温泉地・箱根に残る江戸の香り~
江戸時代から箱根七湯の一つとして知られる箱根・宮ノ下温泉。
今回は、多くの海外の賓客や政財界の要人に愛され、「避暑地」として栄えた宮ノ下界隈を巡ります。
宮ノ下のランドマーク的存在と言えば富士屋ホテル。
明治11年(1878)に外国人専用ホテルとして開業した富士屋ホテルは、チャールズ・チャップリン、ジョン・レノンやヘレン・ケラー等、世界の著名人が訪れた和洋折衷のホテルです。また、富士屋ホテル別館の菊華荘は、明治28年(1895)に皇室の御用邸として作られ、後に高松宮別邸となった由緒ある純日本建築の建物です。伝統と歴史ある館内を巡り、優雅な時間を過ごした八嶋さんと黒田さん。
ホテル周辺にあるお店をいくつか立ち寄った後にやってきたのは山田屋物産店。
江戸時代創業の土産物店で、代々、箱根の伝統工芸品である寄木細工や骨董品を扱ってきた名家です。二人を出迎えてくれたのは第17代目当主婦人。女将の案内のもと店舗の奥、住居スペースにも潜入。そこには、温泉地ならではの建物の作りや生活の知恵がありました。
現在、17代目ご夫妻と18代目若夫婦の二代で営まれている山田屋さん。女将さんから若女将に伝えたい女将の心得とは?また、山田家の女性達に代々伝わる「かわいらしい」家宝も公開!