ワイルドネイチャー いきもの大紀行

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楽園モルディブ 神秘の生き物たち

インド洋に浮かぶ約1200もの島々からなるモルディブ。濃紺の海に点在する環礁、島々が連なる美しい姿から「真珠の首飾り」と称されます。今回、水中探検家・広部俊明さんが、南北820キロにもなるモルディブの海を探検。無数のサンゴ礁と、そこに暮す生物たちがおりなす美しき海の神秘に迫ります。
海中に広がる見渡す限りのサンゴ。そこには環礁という特殊な環境が創造した独特の生態系が築かれ、多様な生物によって作られた粋を飲むほど幻想的な光景が広がっています。
南部、赤道直下の海では美しいサンゴ礁の森。中部ではタイマイ、ジンベエザメ、ナンヨウマンタの群れ。北部では絶滅危惧種のトンガリサカタザメと遭遇。そのほか、インド洋の固有種パウダーブルーサージョンフィッシュ、白いフエヤッコ(普通は黄色いが白い個体)など、貴重な海洋生物たちの撮影にも成功。普段あまり見ることができないモルディブの固有種をはじめ、海洋生物たちの知られざる生態を紐解いて行きます。
またモルディブの人たちにとって海は食糧庫でもあります。魚たちは鑑賞用ではなく、栄養源として大切な海洋資源。水中探検家の広部さんが、首都マーレの活気ある魚市場などを訪ね、海とともに生きてきたモルディブの人たちの食文化に触れ、海と共存してきたモルディブの人たちと交流します。