ベストヒット USA

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【2010年10月26日】BRYAN FERRY

ロキシー・ミュージックのミスター・ダンディズム。72年に『ロキシー・ミュージック』でアルバム・デビュー。そのナルシスティックな佇まいとその美しすぎる歌へのリスペクトは世界中から寄せられている。73年に初ソロ・アルバム『愚かなり、わが恋』を発表。ボブ・ディラン、ビートルズ、ローリング・ストーンズなどの曲のカバー・アルバムでありながらも、その音楽性の高さは話題に。2010年、ロキシー・ミュージックとしてFUJI ROCK FESTIVAL に出演し、未だ現役のステージングを見せつけた。ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアらが参加した最新作『OLYMPIA』を携えて、ベストヒットUSAに登場!小林克也がブライアン・フェリーに迫る!

「You Can Dance」

日本先行発売された最新作『OLYMPIA』からの曲。


インタビュー

「より成熟したアルバムを作ろうと、努力を重ねている感じだよ。もちろん楽しみながらね。」

Q:自分自身の中に変化は感じる?

「ある意味ではそう思う。でもスタジオには若い連中が大勢いるからね。もちろんプロデューサーのレット・デイヴィスは例外で、この世界に随分と長くいる。でも彼以外はほとんど若くて、音楽的に新旧のバランスが非常に取れた作品になったと思う。経験を積んだ者と若者が混ざり合ったことで、新鮮なアプローチによるフレッシュな作品が生まれたと思うよ。」

Q:レッド・ツェッペリンが再パフォーマンスをした時、リユニオンの話題などで大きな話題になったよね。

「O2アリーナの時だね?
ロバート・プラントは年齢と共に成熟していて、年齢に相応しい活動を行っているよね。アメリカの(女性)フォーク歌手(アリソン・クラウス)と共に制作したアルバムは、グラミーで『最優秀アルバム賞』に輝いている。君も同じように、年齢に合った活動をしていると僕は思うよ。
アルバムを作れば作るほど、"より良い作品を作らなければ"という責任感は増すものだ。」

Q:すでに"ロックの殿堂入り"はしたんだっけ?

「僕?いや、それは流石にまだだ。」

Q:でも資格は十分あるよね。業界で25年以上活動していれば権利がある。

「重労働だな。」