ベストヒット USA

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【2010年7月27日】TRAIN

サンフランシスコで94年に結成。インディ・レーベルAWARE RECORDSのコンピレーションアルバム『AWARE 5』に収録された「Meet Virginia」がFM局から火がつきオンエアを増やした。シングルとして発売されたこの曲は、全米シングル・チャートでTOP 10にランクインした。また満を持して発売したデビュー・アルバム『TRAIN』はプラチナ・セールスを記録。2001年のアルバム『DROPS OF JUPITER』は全米アルバム・チャート初登場6位となり、人気を不動のものとした。彼らの5枚目となるアルバム『SAVE ME, SAN FRANCISCO』を携え、パット、ジム、スコットがベストヒットUSAに登場!

「Hey, Soul Sister」

2年半振りとなる最新作『SAVE ME, SAN FRANCISCO』からのシングル。この曲は330万ダウンロード突破し、米コロムビア・レコード史上歴代2位のデジタルセールスを記録した


インタビュー

Q:初のジャパン・ツアー、おめでとうございます。日本へ来たのは初めてですか?

そうだよ。

Q:どんな感じですか?

今日が、東京で過ごす人生最初の日なんだ。僕らはすでに15年も活動しているけれど、まさに初心に帰った感覚だね。来日が実現するまで随分と時間がかかったけど、今後は今まで来られなかった分を取り戻すべく、もっと頻繁に日本を訪れたいと思ってる。

Q:なぜ、Mr.ミスターについて触れているんですか?

"Sister"という単語と、バッチリ韻を踏んでいるからだ。それに、僕はあの時代の音楽が大好きでね。Mr.ミスターの曲がいつも地元のラジオ局から流れていて、彼らの曲に合わせて女の子たちが踊っている光景を思い浮かべるのが楽しいんだ。

Q:曲を書いた時、Mr.ミスターのどの曲が具体的に頭に浮かんでいたのですか?

2つの曲が浮かんでいたよ。1つは・・・"Take these broken wings~"ってやつ。何て曲だっけ? 「Kyrie」だ。
それと、もう1つは・・・いや、違うだろ。今のは「Broken Wings」で、もう1つが「Kyrie」だよ。"Kyrie eleison, down the road that I must travel"。この2曲が、思い浮かべていた曲だよ。

Q:曲の内容は、実際に起こった出来事に基づいたものですか?

内容は、飽くまでも想像に基づいたものだ。サンフランシスコには"Burning Man"というイベントがあるんだけど、以前にそれを始めた連中に会ったことがあってね。日本人はもちろん、世界中から多くの人間が見にやって来る夏の恒例イベントなんだ。開催されるのは砂漠地帯で、木材を中心に様々な素材でビル数階建てに相当する巨大な"人間像"を組み立てるんだ。そしてその砂漠エリアにキャンプを張って、音楽を作ったりアートの展示をしたりする。5万人もの人間が訪れる大規模イベントで、マクドナルドのような営利目的の業者は参加できない。ごく少数のベンダーがコーヒーを売ったりする程度で、ほとんどはトレーディングがメインに行われているんだ。そしてイベントの最後に組み立てた"人間像"を燃やし、命の尊さと芸術を称えることになってる。僕は行ったことがないんだけど、参加したある知人からこのイベントの話を聞き、"人間の模型を燃やしながらその周囲で踊っている人たち"というイメージがピンと来て、この「Hey, Soul Sister」を書いた。つまり、曲の原案になったのはサンフランシスコのイベントってことだ。