ベストヒット USA

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【2009年11月10日】SEAN PAUL

ジャマイカ、キングストン出身のレゲエシンガーソングライター。
2ndアルバム「DUTTY ROCK」が世界的にヒットし、一躍スターダムへ。
BEYONCEをフィーチャリングした「BAby Boy」が全米シングル・チャートで9週連続1位と驚異的なヒットとなる。
前作「TRINITY」から4年、4thアルバム「IMPERIAL BLAZE」を引っさげてスタジオに登場!

「So Fine」

前作「TRINITY」から4年ぶりの4thアルバム「IMPERIAL BLAZE」からの1stシングル「So Fine」。プロデュースはレゲエ界の大御所フレディー・マクレガーの息子であり、若干19歳にしてダンスホール・レゲエ界屈指のトラック・メイカーとして大活躍中のスティーブン・マクレガーが担当。


インタビュー

Q:アルバムの完成までには、どのくらい費やしたの?

僕は常に曲を書いている。今はこのアルバムのプロモーションやライヴをやっているけど、同時に近々リリースするミックス・テープを制作している。それに他のアルバムの曲も平行して書いているし、常にそうやって複数のことを同時進行しているんだ。今では多くの人間が自らプロデュースしたリディムを僕に送ってくるので、それらを聴いて選別する仕事もある。ジャマイカの多くの若者がパソコンでいろいろなリディムを作って送ってくるので、その中から僕がベストだと思ったものを選ぶんだ。だから仕事は山ほどある。それに最近プロトゥールスを使ってプロデュースする方法を学んだので、時間を多く裂いて作業に専念してるんだ。

Q:すごい仕事量だね。

そうなんだ。僕は何たって73年生まれだし、あまりコンピュータに強いほうじゃない。パソコン世代じゃないから、プロトゥールスの使い方を少しずつ習得している状況だよ。普段からビデオ・ゲームや電子機器に親しんでいる人間には簡単かもしれないけど、僕はそうじゃない。だから一定のレベルに達するまでは、かなり時間がかかると思うよ。
君の音楽について話そうか。僕らが耳にしているサウンドのベースなっているものは、実際の楽器によるもの?それとも電子処理されたものなの?
最近のジャマイカでは、すべて直接コンピュータでサウンドを作るケースが多いね。もちろん場合によってはスタジオでリディム・トラックを作るアーティストもいて、最初にドラマーが演奏したものを録音し、そのあとにベース・サウンドを入れるといった段取りを踏むこともある。でもジャマイカでは、すでに昔のようなやり方は廃れてしまった。若者たちの多くはパソコンでリディムを作り、音楽もダウンロードする。もちろんスタジオで演奏してレコーディングする場合もあるけどね。でもほとんどのケースはコンピュータを使うよ。