ベストヒットUSA

■ 7月3日(日)のゲスト
ボビー・コールドウェル  
78年のデビュー・アルバム「イヴニング・スキャンダル」でメロディ・メイカーの才能を発揮。86年にはPeter Cetera & Amy Grantに提供した「Next Time I Fall」が全米チャート1位に輝きコンポーザーとしての地位を確立した。87年に市川毘監督作品「竹取物語」へ「ステイ・ウィズ・ミー」を提供。89年、パーラメントのCF曲として78年に発表した「カム・トゥー・ミー」が起用されリバイバルヒット。最近では2003年に小田和正トリビュートにも参加。「君にメリー・クリスマス・メリー・クリスマス」をカバー。今回紹介するのは「Back To You」。女BobbyことMarilyn Scottとのデュエット曲。91年アルバム「Stuck on You」収録曲。

ジャミロクワイ
ロンドン出身の6人組。結成されたのは92年。デビュー曲「When You Gonna Learn」がアンダーグランド・シーンでヒットし、たった1曲のシングルでその年の末に行われたブリクストン・アカデミー(5000人収容)でのコンサートをソールド・アウトにした。環境破壊、差別、腐敗した社会システムといった人類が作り上げたあらゆる矛盾に焦点を当てたメッセージを独特のサウンドに載せたスタイルをとり、若者文化に影響を与えている。今回紹介するのは、通産6枚目の新アルバム『Dynamite』から「Feels Just Like It Should」。
■ 7月10日(日)のゲスト
ザ・ビーチ・ボーイズ
61年、ロサンゼルス郊外のホーソンで結成。当初は5人組でペンデルトーンズと名乗ったが、インディーズ・レーベルからのデビューのときに勝手にビーチ・ボーイズに変更された。翌年のメジャーデビューから現在までにNo.1を4曲。Top10を11曲。Top20を10曲。Top40に10曲と、Top100位ないに56曲シングルをチャート・インさせ、シングル・アーティストとして歴代13位の実績を持つ。2004年にはブライアンが37年の時を経て伝説のアルバム『スマイル』を完成させ、全世界で賞賛を浴びた。今年3月の日本公演も大盛況。

「Surfin’U.S.A」と「Good Vibrations」
昨年海外でリリースされ全世界で200万枚以上のセールスを記録した最新ベスト・アルバム『サウンズ・オブ・サマー ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』のDVDの貴重な映像から。「Surfin’U.S.A」は全米3位。64年のT.A.M.I.Showの映像から。一方、「Good Vibrations」は、全米1位の曲で、エド・サリバンショーの映像。フジロック最終日のグリーン・ステージに登場。ビーチ・ボーイズとして14年振りの来日公演。
■ 7月17日(日)のゲスト
アル・クーパー
アメリカの作曲家、ミュージシャン・プロデューサー。ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズを結成したことや、マイク・ブルームフィールドとの競演などで知られている。また、有名なボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」でのオルガン演奏など、キーボードやギターの名プレイヤーとしても知られている。70年代に入ると、アトランタシティにレコード会社「サウンド・オブ・サウス」を設立し、レーナード・スキナードなどのバンドを世に出し、サザン・ロック・ブームの一翼を担った。

「Green Onions」
新アルバム『フリー・ソウル~クラシック・オブ・アル・クーパー』は、カヴァー曲を含む全15曲を収録する予定。今回は不朽の名曲「GREEN ONIONS」を紹介する。さらに、ライナーノーツには、60年代のローリング・ストーンズのマネジャー兼プロデューサーだったアンドリュー・オールダムが文章を寄せており、どんな話を披露してくれるのかも楽しみです。
■ 7月24日(日)のゲスト
エイメリー
エイメリーは韓国人の母とアフリカ系アメリカ人の父を持つ。02年にデビュー・アルバム『オール・アイ・ハヴ』をリリース。「次世代のクイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」という呼び声である。それから3年、25歳になった彼女はこの2ndアルバム『タッチ』で素晴らしい才能と魅力を見せてくれる。声は厚みを増し、より高まった声が魅力的だ。

「1 Thing」
2ndアルバム『タッチ』の1曲目。プロデューサーのリッチ・ハンソンは、BEYONCEの「Crazy In Love」やJ-Loの「Get Right」などのヒット作を連発している。リッチ・ハンソン独特のリズム感とエイメリーのエキゾチックなヴォーカルが相俟って、究極のクランク&Bに仕上がっている。歌詞は、恋愛でのモドカシイ女心や欲望・憂いなどが表され、女性として、共感できる部分が多い。ビデオには大所帯のリズム隊が出演している。
■ 8月7日(日)のゲスト
エイコン
アフリカのセネガル生まれ。7歳のときにアメリカに移り住む。父親は有名なジャズ・パーカッショニスト。現在はアトランタを中心に活動していて、ソングライティングもできるという才能ぶり。デビューアルバム「トラブル」をリリース。シングル「ロックト・アップfeat.スタイルズがラジオでまずブレーク。瞬く間に50万枚を売り上げた。

「Lonely」
今回紹介するのはアルバム『トラブル』から「ロンリー」。2004年秋から年末にかけてイギリスを始め、ヨーロッパ各国でもヒットした。ちょっとレコードを早回ししたような歌詞とラップのコンビネーションがうまいという感じの曲だ。哀愁感のある失恋ソングである。
■ 8月14日(日)のゲスト
ミッシー・エリオット
デビュー作「スゥパ・デュパ・フライ」、続くアルバム「ダ・リアル・ワールド」で全米のみだけでも100万枚以上のセールスを記録しプラチナ・アルバムを獲得、自身のアルバムと参加プロジェクトによってラッパー、シンガー、ソングライター、プロデューサー、そしてリミキサーとしての非凡な才能とキャラクターを世界の音楽界に焼き付けた。

「Get Ur Greak On」
今回紹介するのは、2001年のソロ3作目にあたるアルバム「ミスE...ソー・アディクテイヴ」は盟友ティンバランドのプロデュースによるもの。奇妙奇天烈なトラックに、イントロの「これから皆で。。。」という日本語が絶妙にマッチし、ここ日本でも話題を呼んだ。

「Lose Control」
6枚目となる最新アルバム『ザ・クックブック』からの楽曲。シアラとファット・マン・スクープのフューチャリングしている。
■ 8月21日(日)のゲスト
ベック
牧師であった祖父と幼少時代をカンサス市郊外で過ごし、その後LAで母親に育てられたベック(本名ベック・ハンセン)。94年のデビュー・シングル「ルーザー」の「オレは負け犬だー♪」というフレーズが、ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリッツ」に取って代わり、全オルタナ・リスナーのアンセムとなったのである。実に痛快な彼のポピュラリティは、アメリカという歴史に裏付けられたすべての音楽スタイルを非常に高次元なポップ理論で解釈・還元している点に帰結する。

「ガール」
今回紹介する「Girl」は最新アルバム『GUERO』収録曲。PV制作はモーション・セオリー。今年で22回目を迎える米MTV主催『2005 MTV Video Music Awards』のノミネーションが7月25日に発表され、新作アルバム収録の「E-Pro」がBest Male Video部門にノミネートされた。授賞式は、8月28日にフロリダ州マイアミのAmerican Airlines Arenaで開催され、P.ディディーが司会を担当。この授賞式の模様は、MTVを通じて全米に生中継される予定。8月からスタートするローリング・ストーンズの全米ツアー『On Stage Tour』のオープニング・アクトに抜擢された。
■ 8月28日(日)のゲスト
オフスプリング
1983年、カリフォルニア州オレンジカウンティで、ハイスクールの同級生デクスター(vo&g)とグレッグ・K(b)が、ソーシャル・ディストーションのライヴに感化されてバンドを結成。のちに、ヌードル(g)とロン(dr)を加え現在のラインナップが完成した。その後、エピタフに移籍した彼らは、92年に2ndアルバム『イグニション』を発表―38万枚以上というセールスを記録。さらに約2年の歳月をおいてから発表された3rdアルバム『スマッシュ』では800万枚以上ものセールスを叩き出し、メロコア/ハードコア・シーンで確固たる地位を築いた。

「Can't Repeat」
今回紹介するのは「Can't Repeat」。彼らの初のベスト盤に収録された新曲。彼らの今までの全ミュージック・ビデオを収録したDVD『COMPLETE MUSIC VIDEO COLLECTION』も先月リリースされた。昨年デクスターは『アナーキー・エアライン』と名づけた自身の保有するジェット機を自ら操縦し、ひとりで9日間に及ぶ北半球一周旅行を敢行した。また今年の夏は初めてWarped Tourに参加する。その後はヨーロッパツアーを予定している。