悠久への旅 とっておきの京都
放送内容
2時間スペシャル 京みやげと古都の味わい
今回は2時間スペシャル。江戸時代から続く懐石料理の名店「瓢亭(ひょうてい)」14代当主で、2013年には京都府無形文化財保持者に認定された高橋英一さんと、古都の深い味わいを訪ね、西洋アンティークを中心に扱う店「昴(こう)—KYOTO—」のオーナー、永松仁美さんに導かれ、趣あふれる京みやげに出会います。
まずは、江戸時代に創業した瓢亭の、かつての面影を伝える茶室を拝見。さらに、一子相伝で守り継がれる、名高い逸品を堪能します。にぎわう錦市場の一角にのれんを掲げる料理道具の店では、さまざまな包丁を拝見。同じく錦市場の、瓢亭も仕入れているという川魚の専門店では、旬の味覚に出会います。町家を生かして作られたティーサロンを訪れ、個性豊かなスイーツをいただきます。高橋さんなじみの、茶道具と古美術の店には、瓢亭でも使っているという、趣深い器がありました。そのあと訪れたのは、瓢亭ともゆかりの深い、歴史ある禅寺。高橋さんお気に入りの庭に、ひととき心癒されます。
そして、永松さんの待つ店へ。花瓶や銀製品など西洋アンティークの他に、現代の京都の職人による和食器も並びます。美しい文様の入った和紙「唐紙(からかみ)」を扱うお店では、その紙の作り方を見せて頂きます。130年以上暖簾を掲げる和菓子の老舗で見つけたのは、季節の生菓子や、おみやげに喜ばれる可愛らしい干菓子。そこには、初代から作り続ける、歴史を伝える和菓子もありました。そして、京都の伝統工芸である、竹細工の専門店で、永松さんが手みやげにするのは、ちょっと意外な品だとか。さらに、伏見稲荷大社にも長年納めているという助六弁当を扱うお店で、そのおいしさの秘密を伺います。永松さんがお気に入りだという、歴史ある寺院では、江戸時代に活躍した絵師、俵屋宗達の貴重な作品に出会います。
京料理の伝統を受け継ぐ料理人、そして、時を越えた逸品を扱う店のオーナーとともに、古都のさまざまな趣を感じていきます。
今回は2時間スペシャル。江戸時代から続く懐石料理の名店「瓢亭(ひょうてい)」14代当主で、2013年には京都府無形文化財保持者に認定された高橋英一さんと、古都の深い味わいを訪ね、西洋アンティークを中心に扱う店「昴(こう)—KYOTO—」のオーナー、永松仁美さんに導かれ、趣あふれる京みやげに出会います。
まずは瓢亭で、創業当時の面影を伝える茶室を拝見。さらに高橋さんの代から始めたという明石鯛(あかしだい)を使ったお造りや、一子相伝で守り継がれる、名物の「瓢亭玉子」(ひょうていたまご)を堪能します。
錦市場の一角で450年以上の歴史を重ねるのは、高橋さんも使用する包丁を扱う老舗「有次(ありつぐ)」。ここで、さまざまな包丁や、おろし金、鍋など、巧みな職人技で作られた逸品を見せていただきます。
同じく、錦市場にある「のとよ」は、瓢亭も仕入れている川魚の専門店。「氷魚(ひうお)」や「もろこ」など、旬の味覚を味わいます。
「サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール」は、洋菓子店が営むティーサロン。町家の建物を生かした店内で、高橋さんお気に入りのスイーツをいただきます。
古美術と茶道具の店「中西松豊軒」(なかにししょうほうけん)に並べられたのは、高橋さんのために店主が選んだ、さまざまな器。その建物の一角に作られた茶室には、訪れる客人への深い思いがありました。
鎌倉時代から700年以上の歴史を誇る禅寺「南禅寺」。瓢亭は、その参道に作られた茶店から始まりました。境内にある大きな三門にのぼり、その眺めを楽しんだあと、訪れたのは、高橋さんお気に入りの寺院「天授庵」(てんじゅあん)。季節ごとに表情を変える美しい庭に、ひととき心癒されます。
そして、永松さんの待つ「昴(こう)—KYOTO—」へ。店内には、18世紀フランスの吹きガラスによる花瓶や、銀製品などのアンティークの他に、現代の京都の職人たちによる和食器も並びます。風情ある通りに建つ「かみ添(そえ)」は、美しい文様の入った和紙「唐紙(からかみ)」を扱うお店。この紙で作られた便せんやポチ袋は、古都らしいおみやげとして人気を集めているとか。そんな唐紙の作り方も見せて頂きます。
明治時代から続く和菓子の老舗「塩芳軒(しおよしけん)」で、京みやげとしておすすめなのが、かわいらしい「千代たんす」。千代紙を使った、小さな三段の箱それぞれに違う干菓子が入っています。
「京都三条 竹松」は京の伝統工芸、竹細工の専門店。弁当箱やかご、箸など様々な竹製品が並ぶ中で、永松さんがよく手みやげにするのは、ちょっと意外な品でした。
さらに訪れたのは、巻き寿司といなり寿司が入った助六弁当のみを扱う弁当のお店「中村屋」。永松さんもお気に入りで、伏見稲荷大社にも長年納めているという、そのおいしさの秘密を伺います。
そして、400年以上の歴史を誇る寺「養源院」へ。ここでは、「風神雷神図屏風(びょうぶ)」で知られる江戸時代の絵師、俵屋宗達(たわらやそうたつ)による貴重な作品の数々を見ることができるのです。そんな宗達の作品も、おみやげとして喜ばれるひと品に…。
京料理の伝統を受け継ぐ料理人、そして、時を越えた逸品を扱う店のオーナーとともに、古都のさまざまな趣を感じていきます。