悠久への旅 とっておきの京都

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放送内容

2時間スペシャル 雅(みやび)な街 祇園を歩く

今回は、祇園の魅力を訪ねる2時間スペシャル。江戸時代から、華やかなこの地で江戸時代から歴史を重ねる宿「白梅」の女将、奥田朋子(ともこ)さん、そして、長きにわたり芸妓(げいこ)、舞妓(まいこ)を務め、現在はジャズシンガーとして注目を集める真箏(まこと)さんに導かれ、古都の趣を感じられるさまざまな場所をめぐります。
まずは奥田さんと「白梅」の客室へ。いたるところに施された「梅」のデザインに遊び心を感じます。白川のほとりを歩けば、芸の上達にご利益がある神社や、意外な物語を秘めたお地蔵さんにも出会えます。そして、和の明かりを扱う店には、白梅で使われている品もありました。にぎわう花見小路から少し入った細い通りには、きな粉を使ったアイスクリームのお店や、桶(おけ)に入った、うなぎのかば焼きが人気の個性的な店が並びます。
奥田さんお気に入りの洋菓子の店では、京都らしい食材を使った人気のスイーツを堪能。さらに平安時代に活躍した名高い僧侶が開いたという寺院で、祇園に流れる時に思いをはせます。
そして、ジャズシンガー、真箏さんと訪れたのは、芸妓や舞妓が一同に集まって踊る「都をどり」が開かれる場所。隣にある建物では、京舞、雅楽、狂言など7つの伝統芸能を鑑賞することができます。さらに、江戸時代創業の、着物や和装小物を取り扱う老舗へ。舞妓さんたちも身に着ける、帯揚げや着物を見せていただきます。さらに、細い路地を抜けたところにある落ち着いたたたずまいを見せるカフェや、手土産におすすめの、風味豊かな素材を使ったお菓子、ヨーロッパでも活躍する世界的デザイナーのブティックなどを訪ね、祇園の奥深さに触れます。真箏さんお気に入りの寺院では、歴史ある品々に出会い、心なごむひとときを過ごします。
様々な表情を見せる祇園で、はるかな時によって紡がれてきた雅(みやび)な伝統と、今の空気が作りあげる、街のきらびやかな美しさに出会います。

今回は、祇園の魅力を訪ねる2時間スペシャル。江戸時代から、華やかなこの地で江戸時代から歴史を重ねる宿「白梅」の女将、奥田朋子(ともこ)さん、そして、長きにわたり芸妓(げいこ)、舞妓(まいこ)を務め、現在はジャズシンガーとして注目を集める真箏(まこと)さんに導かれ、古都の趣を感じられるさまざまな場所をめぐります。
まずは奥田さんと「白梅」の客室へ。その名前にちなみ、いたるところに施された「梅」のデザインに遊び心を感じます。
そして、宿の近くを流れる白川のほとりへ。長い歴史を刻む「辰巳(たつみ)稲荷神社」は芸の上達にご利益があることから、祇園の芸妓(げいこ)、舞妓(まいこ)達もよく訪れる場所。そして、意外な物語が秘められた、お地蔵さんにも出会います。
奥田さんお気に入りの「三浦照明」は、優しい光の和の明かりを手がける店。白梅でも、ここで作ってもらったものを使っているといいます。
にぎわう花見小路から少し入った細い通りにある、落ち着いた和の建物「祇園きなな」。ここで扱っているのは、きな粉を使ったアイスクリーム。さらにすぐそばに建つ、同じくユニークな名前のうなぎ屋さん「祇をん う」へ。ここでは、かば焼きがなんと桶(おけ)に入って出されるのです。
続いて訪ねたのは「京洋菓子司ジュヴァンセル祇園店」。味わい深い洋菓子の中でも、奥田さんのお気に入りは「祇園フォンデュ」。実はこのスイーツには、2つの楽しみ方があるといいます。
そして、平安時代に活躍した名高い僧侶、最澄が開いたという由緒ある寺院「長楽寺」へ。かつて広大な境内を誇ったというこの寺の庭園で、祇園に流れるはるかな時に思いをはせます。
そして、ジャズシンガー、真箏(まこと)さんの案内で訪ねた「祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)」は、この地の芸妓、舞妓たちが一堂に集い踊る「都をどり」が開かれることで知られます。かつて、その舞台に立ったこともある真箏さんにとっても、なじみの場所。隣の「ギオンコーナー」では、京舞、雅楽、狂言など7つの伝統芸能を1つの舞台で鑑賞できます。入り口には、季節を彩る舞妓たちの可憐な「花かんざし」も展示されていました。
江戸時代創業の「ゑり萬(えりまん)」は着物や和装小物を扱う老舗。特に帯揚げは、「祇園で帯揚げといえばこの店」と言われるほど名高いものだとか。
そして、細い路地を進んだ先に建つのは、真箏さんお気に入りの「祇をん ひつじカフェ」。その2階にある、おばんざいのお店も訪ねます。
京料理店「水円」(すいえん)では、真箏さんが京土産としてよく使うという、おからとゆばを使った焼き菓子「淡あわ」の不思議な食感を楽しみます。
祇園に店を構えるブティック「アベック タロ」は、世界的なデザイナーが開く店。洗練されたオリジナルの洋服や帽子を見せていただきます。
風情漂う参道を歩くと見えてくるのが、豊臣秀吉とその妻・ねねゆかりの寺院として知られる「高台寺」。歴史ある木像や、豪華な厨子(ずし)を拝見します。そして、真箏さんがたびたび訪れる「圓徳院」(えんとくいん)では、名高い絵師、長谷川等伯の襖絵(ふすまえ)など、貴重な作品に出会います。
様々な表情を見せる祇園で、はるかな時によって紡がれてきた雅(みやび)な伝統と、今の空気が作りあげる、街のきらびやかな美しさを味わいます。