悠久への旅 とっておきの京都
放送内容
2時間スペシャル 池坊由紀・永田萠とめぐる京の華やぎ
今回は2時間スペシャル。いけばなの長い歴史を受け継ぐ、華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さん、そして、多くの人を魅了する作品を描きつづけるイラストレーター・絵本作家の永田萠(ながたもえ)さんと、京の街の華やぎを訪ねます。
まず訪れたのは、街の中心に建つ「池坊会館」。さまざな生き物に出会うことのできるロビーや、花をいけ、写真を撮影するアトリエを拝見。池坊とゆかりの深い刃物店には、池坊の依頼によって生まれた道具がありました。また、四季折々の植物が展示される植物園は、由紀さんが幼い頃から草花と触れ合ってきた場所。かつてその近くにあったという、なじみのクレープ店も訪れます。池坊会館の中にある資料館には、貴重な器や、江戸時代に描かれた絵図がありました。そのすぐ横にあるのが、聖徳太子によって建てられたと伝わる、由緒ある寺院。そこで明らかになる、池坊といけばなに関する奥深い歴史とは…。
永田萌さんのギャラリーでは、絵本や画集など、様々な作品の魅力に触れ、実際にイラストを描く様子を見せて頂きます。その近くに建つのは、明治の面影を残す博物館。中には、長く親しまれる喫茶店や、和の小物に出会える場所がありました。さらに、永田さんの知り合いが営む雑貨店でヨーロッパの雰囲気を感じ、ニューヨークに本店を構えるチョコレートの専門店では、町家を改装した空間で、お気に入りの逸品を味わいます。さらに、永田さんのデザインしたマークが使われる意外な場所へ…。そして女性の守り神として敬われる寺の住職は、永田さんの作品と意外なつながりがありました。
池坊由紀さんの生け花が醸し出す華やかな彩りと、永田萌さんの描く幻想的なイラストや絵本の輝きにふれながら、京の街で生みだされる、洗練された美しさを訪ねていきます
今回は2時間スペシャル。いけばなの長い歴史を受け継ぐ、華道家元池坊 次期家元・池坊由紀さん、そして、多くの人を魅了する作品を描きつづけるイラストレーター・絵本作家の永田萠(ながたもえ)さんと、京の街の華やぎを訪ねます。
まず訪れたのは、街の中心に建つ「池坊会館」。ここでは、池坊由紀さんの父、華道家元四十五世・専永さんが、世界中から集めたというスプーンのコレクションを拝見。さらに花をいけ、写真を撮影するためのアトリエを、特別に見せていただきます。
はさみを中心に刃物を扱う老舗「安重打刃物店(やすしげうちはものてん)」は、池坊とゆかりの深い店。そこには池坊の依頼で生まれた「わらび手」の花ばさみをはじめ、さまざまな道具がありました。
大正時代に作られたという公立の総合植物園、「京都府立植物園」は、由紀さんが幼い頃から父に連れられ、足を運んできた場所。四季折々の植物と親しめるこの地で多くの草花とふれあうことが、自身のいけばなにも影響を与えてきたといいます。
そして同じく幼い頃から家族ぐるみで訪れるのが、クレープの店「クレープメゾン MOCK(モック)」。なじみの店主が作る、お気に入りの味を堪能します。
再び「池坊会館」へ。いけばなの歴史が詰まった資料館を訪れます。そこには貴重な器や、江戸時代に描かれた立花の絵図などがありました。
そんな「池坊会館」のすぐ横に建つのが、六角形の本堂を持つ「六角堂」。6世紀の終わりに建てられたというこの寺で明らかになる、池坊といけばなの奥深い歴史とは…。
後半は、永田萌さんの待つ「ギャラリー妖精村」へ。絵本や画集、グッズなど、永田さんの作品が並びます。ここで、永田さんが実際にイラストを描く様子も見せて頂きます。
ギャラリーのすぐ近くにある「京都府京都文化博物館」は、明治の終わりには日本銀行京都支店だったというクラシックな建物。その中にあるのが、喫茶店「前田珈琲(コーヒー)文博店」。もともとは金庫室だったこの場所には、その名残が…。この店を切り盛りする前田珈琲の創業者には、コーヒーと京都への深い思いがありました。
博物館の中で、永田さんがよく立ち寄るのが「ミュージアムショップ京都便利堂」。海外の友人に喜ばれるという、和の小物に出会います。
博物館の隣にある「phooka(プーカ)」は、ヨーロッパを中心に、国内外の雑貨を扱う店。永田さんの知り合いが営むといいますが、その意外なつながりとは?
さらに訪れたのは、ニューヨークに本店を構えるチョコレートの専門店「マリベル京都本店」。京町家を改装した空間で、永田さんお気に入りの逸品を味わいます。
そして、永田さんのデザインしたマークが使われた意外な場所へ…。
室町時代から続く宗徳寺。境内にある粟嶋堂(あわしまどう)は、古くから女性の守り神として親しまれています。実はこの寺の住職は、永田さんの作品とつながりがありました。
池坊由紀さんのいけばなが醸し出す華やかな彩りと、永田萌さんの描く幻想的なイラストや絵本の輝きにふれながら、京の街で生みだされる、洗練された美しさを訪ねていきます