悠久への旅 とっておきの京都
放送内容
古都に残る鉄道の面影
長きにわたり人々を運び続ける「鉄道」。
今回は、京都で活躍する鉄道写真家とともに、今も街のさまざまな場所に残る鉄道ゆかりの場所をめぐり、その歴史に思いをはせます。
日本で唯一という蒸気機関車専門の博物館では、機関車の仕組みや歴史を体験。車庫には数多くのSLが並び、今も施設内を走る蒸気機関車の姿を見ることができます。
鉄道好きが集まるというお店では、ジオラマの列車の運転に挑戦。昔なつかしい容器に入ったお茶と、駅弁風のお弁当もありました。
かつて京都を走っていた市電の車両が置かれた広場では、車両を使った、グッズショップやカフェ、そして公園内を走る路面電車にも乗せてもらいます。
さらに、市電の敷石を使った石畳が残る場所へ。その近くに建つ、雰囲気ある洋館のカフェで、くつろぎのひとときを過ごします。
そして街を流れる琵琶湖疏水、そこで明らかになる、京都で日本初の電車が走った理由とは?
いにしえの都に残される、鉄道の面影を訪ねます。
長きにわたり人々を運び続ける「鉄道」。その面影は、今も街のさまざまな場所に残されています。
今回は京都で活躍する鉄道写真家・田中秀樹さんとともに、そんな鉄道ゆかりの場所をめぐり、その歴史に思いをはせます。
まず訪れたのは、日本で唯一という蒸気機関車専門の博物館「梅小路蒸気機関車館(うめこうじじょうききかんしゃかん)」。旧二条駅の駅舎を使った「資料展示館」は、蒸気機関車の仕組みや歴史を体験できる施設。中心部分に機関車を回転させる装置が設けられた「扇形車庫(せんけいしゃこ)」には、数多くのSLが並び、今も施設内を走る列車の姿を見ることができます。その中には、明治時代にアメリカで作られた「義経号」という珍しい蒸気機関車も展示されていました。
鉄道好きが集まるという「デゴイチ」は、店内に大掛かりな鉄道ジオラマが置かれ、食事をしながら楽しむことのできるレストラン。昔なつかしい容器に入ったお茶と、駅弁風のお弁当もありました。そんなこの店で、実際にジオラマの列車の運転を体験。
京都は明治時代、日本で初めて電車が走った地。かつて京都を走っていた市電の車両が置かれた広場では、時代を感じる懐かしい姿を目にすることができます。懐かしい車両を使った、グッズショップやカフェ、そして公園内を走る、明治の風情漂う路面電車にも乗せてもらいます。
そして、「哲学の道」で見つけたのは、市電の敷石を使った石畳。他にも、一年坂や産寧坂、石塀小路など、京の街には、いたるところに市電の敷石が再利用されているのです。
そんな哲学の道の近くにあるのは、つたが絡まる洋館の雰囲気のあるカフェ「GOSPEL(ゴスペル)」。手作りのスコーンを味わい、くつろぎのひとときを過ごします。
街を流れる琵琶湖疏水、そこで明らかになる、京都で日本初の電車が走った理由とは?そのすぐそばにある発電所の中も、特別に見せて頂きます。
いにしえの都に残される、鉄道の面影を訪ねます。