悠久への旅 とっておきの京都
放送内容
祇園の匠と歩く路地
いにしえより雅やかな風情をただよわせる祇園。この地に140年にわたって店を構える老舗「ない藤」の主人、内藤誠治さんとともに京の通りを歩きます。
店の前の「大和大路通(やまとおおじどおり)」から、細い道を進んだ先にあるのは、老舗の和菓子店が手掛けるカフェ。伝統を受け継ぎながらも新しさが取り入れられた店内では、内藤さんおすすめの品を味わいます。そして隣りにあるギフトショップでは、繊細な和菓子や雑貨などを購入することができます。さらに通りを歩くと、そこは古くから骨董品の店が集まる場所。幾世紀も前に作られた歴史ある品々と出会います。
鴨川から東へ伸びるのは「仁王門通(におうもんどおり)」。通り沿いに建つ寺には、その名の由来となった門が残り、そのすぐそばには、歴史ある乾物店が手掛けるうどんの店も。
さらに、内藤さんが毎日食べているという手作り豆腐店や、その豆腐を使っているという祇園の料亭も訪れます。
時がゆるやかに流れる路地を巡り、大切に守られてきた、味わい深い品々に出会います。
いにしえより雅やかな風情をただよわせる祇園。今回はそんな祇園の老舗履物店の主人とともに、趣ふかい路地を歩き、様々な名店を訪ねます。
祇園の地に140年にわたって店を構える履物の老舗「ない藤」。使う人に合わせて丁寧に作られたそのひとつひとつには、長い伝統に培われた匠の技、そして内藤さんならではの感性が生かされているといいます。
「ない藤」の前の「大和大路通(やまとおおじどおり)」から、細い道を進んだ先にある、「ZEN CAFE」は、和菓子の老舗「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」が手掛けるカフェ。ここで、内藤さんお気に入りの味に出会います。さらにその隣りにある「Kagizen Gift Shop」は、繊細な和菓子に加え、味わい深い雑貨などを購入することができる店。さらに通りを北へ歩くと、そこは古くから骨董品の店が集まる場所。幾世紀も前に作られた古い着物の生地などを扱う「今昔西村(こんじゃくにしむら)」、趣ある古美術を扱う店「てっさい堂」。どちらも内藤さんがよく訪れる店。伝統の技が生かされた、歴史ある品々を見ることができます。
さらに、鴨川から東へ伸びる「仁王門通(におうもんどおり)」では、その名の由来となった「頂妙寺(ちょうみょうじ)」の仁王門を訪ねます。そして、寺のすぐ近く、通り沿いにあるうどん店「仁王門 うね乃」へ。乾物店が手掛けるというこちらの店では、日本伝統の「だし」のおいしさを味わいます。
さらに、内藤さんが毎日食べているという手作り豆腐の店「千代豆腐店(ちしろとうふてん)」、そしてその豆腐を使っているという祇園「花見小路(はなみこうじ)」の中心にある料亭「ぎをん西坂」を訪れます。
内藤さんのお店の近くにある「ゑびす神社」は、毎年、一年のはじまりにあたって気持ちを新たにするという場所。
時がゆるやかに流れる趣ある路地で大切に守られてきた味わい深い品々を、祇園の匠とともにめぐります。