悠久への旅　とっておきの京都

老舗旅館の女将と歩く祇園

いにしえの都を深く知る人々が、俳優・椎名桔平を「とっておきの京都」へと案内していく新番組、初回は、江戸時代から200年にわたって旅人たちを癒してきた「柊家（ひいらぎや）」の六代目女将・西村明美さんに導かれ、華やかな祇園の、雅な趣の数々にふれます。

まずは創業からの名残を伝える建物を訪ね、幾世紀にもわたって続く歴史を感じます。伝統とモダンを融合した新館では、折々の季節や自然を楽しんでもらうための心配りの数々を拝見、旬を大切にした風味豊かな京懐石も堪能します。

そして、祇園に歴史を刻む、女将なじみの店へ。そこでは、都人に愛され続ける数々の品に出会います。さらに、同じく長い歴史をもつ旅館の女将との出会いも…。
賑わう祇園で心地よい静けさを味わえる、女将お気に入りの寺では、美しい庭にひととき心癒されます。

そんな、時をこえて人々を惹きつける「祇園」の秘められた魅力を感じていきます。

いにしえの都を深く知る人々が、俳優・椎名桔平を「とっておきの京都」へと案内していく新番組、初回は、江戸時代から200年にわたって旅人たちを癒してきた「柊家（ひいらぎや）」の六代目女将・西村明美（あけみ）さんに導かれ、華やかな祇園の、雅な趣の数々に出会います。
老舗旅館「柊家」では、創業からの名残を伝える建物に漂う、落ち着いた空気を味わいながら、かつて文豪・川端康成が宿泊した部屋や、世界の喜劇王・チャップリンが訪れた茶室を拝見。幾世紀にわたって続く、長い歴史を肌で感じます。
2008年に建てられた、モダンな趣のなかに京の伝統が溶け合う新館では、くつろぎのなかで、折々の季節や美しい自然を楽しんでもらうための工夫を発見。そこで、同じく旬を大切にした風味豊かな京懐石も堪能します。

そして、祇園で江戸時代から営む、女将なじみの店へ。
先々代から通っているという和装小物の専門店「井澤屋（いざわや）」に並ぶ彩り豊かな品々、よく贈り物を買うという「鍵善良房（かぎぜんよしふさ）」の、都人に長く愛される和菓子の美しさなど、今も受け継がれる京都の伝統に触れます。

さらに、もともとはお茶屋さんだった建物を改装した、古美術ショップ兼レストラン・バー「津田楼（つだろう）」では、大正時代からの歴史をもつ旅館「炭屋（すみや）」の三代目女将と出会います。食事会や勉強会などで親交も深く、ともに京都を代表する宿を切り盛りする２人に、祇園についての思いを伺います。

祇園には、賑わう街に門を構えながら、心地よい静けさを味わえるの寺も。女将お気に入りの「両足院（りょうそくいん）」を訪ね、季節の風情を楽しめる庭にひととき心癒されます。さらに、京都でも珍しい、京簾（きょうすだれ）の店「平田翠簾（ひらたすいれん）」では、宮中で使われていた御簾（みす）にはじまるという伝統工芸、時を越えて息づく職人の技を拝見します。

時をこえて多くの人々を惹きつける「祇園」の秘められた魅力を味わいます。