カフェ白書2008
(2月21日(木)・28日(木))
古くから東京を中心に栄えてきたカフェ文化。
90年代後半から始まったカフェブームを皮切りに、個人経営の小さな喫茶店や、空間をデコレーションしたユニークカフェなどいま東京にはさまざまなカフェが当たり前のように存在している。寒い季節だからこそ、身も心も温めてくれるスペシャルな一軒を探したい。
そこで今回は、1つの素材にこだわる一点ものカフェ、居心地のよい空間を追求する、気鋭のカフェ。銀座に現存する最古の喫茶店や、コーヒーに情熱を注ぐ老舗など奥深い魅力に出会える東京のカフェをZappin´!
- 昼行灯ろびん
古きよき日本の町並みが残る神楽坂で、今話題の和カフェ、「昼行灯ろびん」。
古民家を改装した店内は、全席ちゃぶ台でふかふかの座布団。靴を脱ぎ、脚を伸ばしてゆったりとくつろげるスペース。
カフェメニューのテーマは「番茶とお漬物とおやつ」。特におすすめなのが番茶。急須で入れ、替わりのお湯もついてくる。
家の中で過ごしているような和みの時間を過ごせる一軒。
住所:新宿区岩戸町19番地
電話:03-5261-2813 - アストラルランプ
渋谷の喧騒から逃れるように、ひっそりと存在する隠れ家カフェ「アストラルランプ」。
夕方5時から深夜3時まで営業する夜カフェの店内は、“星のように照らす”というネーミング通り、ほのかな光に包まれたアーティスティックなフロア。ベットルーム、子ども部屋、小さな和室と、空間をコンセプト分けしている。オススメは、大きな窓から渋谷の街を見下ろせるテラス席。夕暮れや夜空に輝く月星を眺めながら、くつろぎの時間を過ごしたい。
住所:渋谷区宇田川町11-6 8・9F
電話:03-5458-5055 - カフェーパウリスタ
様々な文化を生み出してきた銀座で、大正2年に開店した「カフェーパウリスタ」は、東京に現存する最古の喫茶店。
当時、高級な飲み物であったコーヒーを1杯5銭で提供、その後に出現した喫茶店の原型と言われる。店の常連には、菊池寛、吉井勇などの大正の文豪たちが名を連ね、ジョン・レノンとオノ・ヨーコがお忍びで通った店として、今も多くの人に愛されている。日本のコーヒー文化の歴史にその名を刻んでいる老舗カフェ。
住所:中央区銀座8-9-16 1F
電話:03-3572-6160 - 自家焙煎珈琲店 カフェ・バッハ
プロもこっそり通うという、コーヒー専門店「カフェ・バッハ」。
店主の田中譲さんは、1968年の開店以来、世界40カ国におよぶコーヒー生産国を視察したスペシャリスト。世界中から集めた豆を吟味し、上質な豆を一粒づつ手作業で選び出す「ハンドピック」にや、毎日行う豆の焙煎、そして最適な温度の湯で淹れる抽出と、全てのプロセスに田中さんのコーヒー哲学が込められている。
卓越した技術から生まれる、珠玉の1杯を味わいたい。
住所:台東区日本堤1-23-9
電話:03-3875-2669