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トウキョウタイムレスデザイン

国際基督教大学
(8月21日(木))

今回訪れたのは、1953年に創立した「国際基督教大学」。緑に囲まれた62万㎡のキャンパスには、コンクリート造りの礼拝堂や純白の外壁の理学館など、様々なモダン建築が今も残る。中でも印象的なのは、1960年に完成した図書館。設計者は、日本の現代建築に多大な影響を与えたチェコ人建築家、アントニン・レーモンド。白いシンプルな建物は、障子を設置した閲覧室や窓に施されたアルミの日除け板など、和と洋の建築スタイルが絶妙なバランスで混在する空間に仕上がっている。

放送バックナンバー
  • 国際基督教大学

今回のポイント

  • 図書館の外観

    図書館が完成したのは1960年。水管など一切の無駄なものを排除したシンプルな外観。エントランスには、中央に行くに従って曲線を帯びた、近未来的なデザインの庇を配置。

  • 閲覧室

    窓全面に、障子が備えられているのは、日本文化を愛したレーモンドならではの建築スタイル。インテリアも和の空間に調和するものをセレクト。布張りのソファや小振りなテーブルが当時のままで並ぶ。

  • テラス


    白で統一されたヨーロピアンテイストのオープンテラス。シャープなデザインの日陰棚、窓を覆うアルミ製のルーバー、さらに、規則的に穴が施されたポップな庇が、幾何学的な空間を演出する。庇一面に開けられた穴は、設計者のアントニン・レーモンドが、太陽の光が差し込むと、壁に楕円形のシルエットが映し出されることを計算してデザインしたもの。

  • 屋上


    屋上へのアプローチは、左右の壁に正方形の明り取りを装飾することで、開放的な雰囲気に。エントランスの上部には、円と直線を組み合わせたかのような、独創的なフォルムの白い屋根を設置。

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