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パレスサイドビルディング
(5月8日(木)・5月15日(木))

今回訪ねたのはオフィス街・千代田区一ツ橋に位置するパレスサイドビルディング。 銀座の三菱ドリームセンターなどで知られる建築家・林昌二の設計により1966年に完成。対角線上に配置された2つの白いエレベーター棟が印象的な外観には、ガラスのカーテンウォールを設置。大きな穴がくりぬかれた大理石の壁、近未来的な円形のエレベーターホール、浮かぶようにデザインされた地下へと続くメタリックな階段など、機能性を兼ね備えたデザインと技術は、日本の現代建築に多大な影響を与えてきた。

放送バックナンバー
  • 株式会社毎日ビルディング千代田区一ツ橋1-1-1

今回のポイント

  • 外観

    “コア”と呼ばれる白い円形のエレベーター棟は外装に溝を掘ることで、シャープで伸びやかな印象に。タワー隣のオフィス棟は窓を使わず、厚みのあるガラスの壁とスチールで構成。 アルミのルーバーと、ジョウゴのようにデザインされた雨どいが外側を覆う。

  • エレベーターホール


    柱の無い、広々とした空間を実現した円形のエレベーターホール。8台のエレベーターが、ホールを取り囲むように、配置されている。

  • 屋上


    芝生があしらわれた開放的な屋上は、ビジネスマンたちの憩いの場に。皇居や高層ビル、首都高速道路を見下ろし、日々変化する東京を望む景観。

  • 西口玄関


    アンバランスな庇が印象的な西口玄関。鉄製の庇は巨大な傘のように、一本の柱のみで支えられている。

  • 地下へ続く階段


    ビル設計者・林昌二の要望で、空中に浮かぶように設置された、通称“夢の階段”。二重三重に交差する網目状のステンレスの手すり部分は、大胆かつ繊細なデザイン。

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