アテネ・フランセ
(3月6日(木)・13日(木))
今回訪ねたのは、100年近い歴史をもつフランス語学校、アテネ・フランセ。
1962年に完成した現在の建物は、ル・コルビュジエの弟子である吉阪隆正が設計。アルファベットがデザインされた紫色の外壁は、アンデスの夕日をイメージ。生徒憩いの場となっているカフェテリアは、波打つ天井と、前傾した大きな出窓が印象的。建物内にある天童木工製のインテリアは建築家・吉阪隆正自らがデザインしたもの。
- アテネ・フランセ
千代田区神田駿河台2-11
03-3291-3391
- 外観
外観は、灰色の建築物が増えて行く未来を考え、コンクリートを個性的なピンクと紫でカラーリング。
外壁にはアテネフランセのアルファベットを格子状に配置。 - 階段
黄色い壁で囲まれた階段には三角の窓。
外側から見れば、お洒落な明り取りのような印象を与える設計者の遊び心溢れるデザイン。 - 教室
建築家の吉坂自ら設計したテーブルと椅子がならぶ教室。大きく反り返った黒板、弧を描く教壇の庇、緩やかに湾曲した天井など、室内の至る所にアールを帯びたデザインが施されている。
- カフェテリア
地下1階にあるのは生徒達の憩いの場となっているカフェテリア。凹凸を活かした独創的な天井が広がる。
巨大な出窓の窓ガラスは、採光面積を大きくするため、前傾したデザインに。