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トウキョウタイムレスデザイン

早稲田大学 大久保キャンパス
(1月17日(木)・31日(木))

今回訪ねたのは、早稲田大学の大久保キャンパス。
全13棟の建物が配置された構内では、学生たちが数学、応用化学、建築学などの理工学を学ぶ。中でも、大学創立80周年を記念し、1962年から5年がかりで作られた51号館は、日本建築学会賞を受賞したほどの優れたモダン建築として知られる。市松模様にブレースを配置したファサードや、花火のように放射状に広がる蛍光灯など、いたるところにミッドセンチュリーなモダンデザインが残る。

放送バックナンバー
  • 早稲田大学大久保キャンパス 新宿区大久保3-4-1

今回のポイント

  • ファサード

    設計者は安東勝男と松井源吾。
    外観の補強材を菱形に組み、市松模様に配置することで、日本初の超高層建築を可能とした。
    外壁をひし形にすることで 鉄の量を減らした効率的なデザイン。
    ひし形のデザインには、耐震だけでなく雨よけの役割も。

  • 日よけ板


    地下1階にある図書館の蔵書を、西日から守るために設置された銀色の日除け板は、軽量なアルミ素材を使用した、近未来的デザイン。

  • 図書閲覧室

    30万冊もの蔵書数を誇る「早稲田大学理工学図書館」。浮かぶように輝く、丸いデスクライト、美しいカーブを描くしたついたて、放射状に広がるよう配置された蛍光灯など、細部までミッドセンチュリーのセンスと遊び心が溢れている。

  • 57号館ロビー


    51号館の裏手に位置する57号館。
    ガラス窓を大胆に、2面採光で設置した57号館ロビー。
    傾斜した天井のデザインに合わせ、明かり取りの窓もそれぞれ異なった大きさに。

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