玉木宏の秘境ふれあい紀行

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放送内容

第27回 京都府・奥丹後~伊根 〒626―□□□□

今回は京都府の北端、日本海に面した伊根町(いねちょう)で"こころのふるさと"を探します。伊根町は日本三景の一つ「天橋立」にほど近く、漁業が盛んで、古くから京の都と大陸とを結ぶ交易ルートとしても栄えてきました。
伊根町の景観を特長づけているのは"舟屋"と呼ばれる建物群。1階が舟のガレージ、2階が住居というつくりで230軒が穏やかな湾に沿って並んでいます。すぐに漁に出られるようにと江戸時代半ばから造られるようになったと言います。
玉木が訪れたこの日は穏やかな空気が流れていました。町を散策していると、あらゆるところで、煮干しが天日干しされていることに気が付きます。ちょうど天日干ししていたお母さんに話を伺い、のどかな人柄と漁港の風景がすっかり気に入った玉木でした。
この地では古くから"もんどり漁"という独特の方法で漁が行なわれています。"もんどり漁"とは残飯などをカゴに入れ、家の前の海に沈めておくというもの。舟屋の一件を訪ねるとちょうどカゴを引き上げるところで手伝うことに。この日は高級魚である「アコウ(きじはた)」が獲れ、舟屋に住むお父さんの料理で早速頂くことに!穏やかな伊根の暮らしを羨む玉木がいました。
お父さんの案内で舟に乗り伊根の人々が信仰してきた特別な場所、無人島の青島へと向かいます。この島には鯨塚がありました。昔、母鯨を捕獲した際に、子鯨が離れなかったため、一緒に捕獲し食すことなく、風葬にしたのだそう。その場所に碑を立て、祈りを捧げてきたのです。
生命、そして自然の恵みへの感謝の気持ちを大事にしてきた伊根の人々…玉木宏がこの地で見つけた"こころの秘境"とは?お楽しみに!