インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

第28回 悲願のメダル!寺川 綾(てらかわ あや)

初めて出場した福岡での世界水泳から10年、7月の世界水泳上海大会で、寺川は悲願の初メダルを獲得した。今回はメダル獲得までの真相に迫る。涙を流すほどにうれしかった50m背泳ぎでの銀メダル。しかし、喜びが増せば増すほど、自分が一番戦えると思っていた100mでメダルを逃した(5位)ことへの悔しさが強くなったという。メダル獲得によって、さらに新たな境地へと挑む寺川が現在の心境を明らかにする。



見どころ

天才美女スイマー 苦節10年、絶望からの生還
16歳で世界水泳に出場し、順風満帆に見えた競泳人生。しかし、初めての五輪(アテネ)の舞台では、決勝に残るも、その独特な空気に飲まれ、まったく実力を発揮できなかった。「泳ぐ前から負けていた・・・」と振り返る寺川。しかし、雪辱を期した4年後の北京では代表から落選してしまう。一時は引退も考えた寺川を思いとどまらせたものとは? そして捲土重来、寺川は思い切ってあるコーチのもとを訪ねた。そこから運命の歯車は回り始めた…。

より早く! 1/100秒を競うために

寺川の所属するミズノが開発した新しい水着。世界水泳ではこの水着でメダルを獲得した。水面に対してフラットな姿勢がとれ、推進効率をあげることを主眼に置いた寺川の水着のメカニズム
が明らかになる。また、ゴールタッチやスタート時の姿勢をめぐる、ミクロの単位での工夫や苦労も紹介。自身が認める課題とその克服に向けた強い意思とは?


舞台はロンドンへ 五輪3度目の挑戦!
競泳人生の集大成として迎えるロンドン五輪。その出場権獲得に向けて寺川は現在、充実した日々を過ごしているという。決勝の舞台で震えがとまらなかった7年前のアテネ五輪。そして出場もかなわなかった北京五輪。26歳となった今、かつてないほど泳ぎに貪欲に、そして前向きな姿勢で臨めるようになった寺川がロンドンへの決意を語る。

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