インタビュードキュメント 勝負の瞬間(とき) アスリート×二宮清純 スポーツ界には、現代日本を代表する人間像がある。アスリートには、新しい発想と戦略を感じる・・・。

第25回 夢の7メートル! そして、その先へ 女子走り幅跳び 井村久美子

「6m86cm」
現在この女子走り幅跳び日本記録を持っているのが、井村久美子(30)だ。
天才少女と呼ばれてから、オリンピック出場までに彼女が体験した数々の試練。
そして今も続く、日本人女子では前人未到の7メートルジャンプへの挑戦。
来年開催のロンドンオリンピック出場に向けて、勝負の一年を迎えたロングジャンパーに二宮清純が初インタビュー!


見どころ

奥深き、走り幅跳びの世界!
今回は現在、井村が練習をしている三重県のグラウンドを訪問。
走り幅跳びの競技場で、高度な技術と研ぎ澄まされた感覚に迫る。
観客に手拍子を要求する理由や風の読み方、助走から踏切まで助走をつけ、跳躍する技術の深奥。
ジャンプへと踏み切った瞬間に描くイメージなど、一見、シンプルに見える競技に潜む知られざる世界を語る。

7メートルジャンプに必要な事とは?
現在、井村の持つ日本記録は6m86cm。
彼女は、その時、不思議な感覚を味わったという。
技術だけでは説明できないその感覚とは一体?
そして、少女時代からの目標である7mまでは、あと14cm。
わずかペン一本分の距離を伸ばすための追求が、日々続いている。
この挑戦を「楽しんでいる」という彼女が考える、7mジャンプへの必要条件とは何なのか?

肉食系の素顔。
「サバンナとかでチーターが獲物を狩る映像を見るとテンションがあがる」
普段は温厚で物静かな印象のある彼女だが、フィールドに出た途端、肉食系の"野獣"と化す。
天才少女と呼ばれてから、彼女にかかった期待、プレッシャーは数知れない。
飛べない自分に落ち込んだ日々。敗北の悔しさ。
「逆境を乗り越えるのが好き」と語る井村が走り幅跳びにかける熱き想いを激白する。

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