STYLE BOOK

劇場 (12月8日(土)放送)

番組の84回目のテーマは「劇場」。
劇場とは日常を切り離し、ひとときの間すべてを忘れて、エンターテインメントを楽しむための異空間である。
だからこそ劇場は、日常とかけ離れていればいるほどよい。
様々な制約から解き放されていればいるほどよい。

劇場に足を運ぶのなら、もっと自由に、もっと過激に、もっと新しく、この異空間を楽しもうではないか。

全世界で注目されるまさに異色のパフォーマンス集団・ブルーマングループ。
1991年にニューヨークで初公演をはたした彼らは瞬くうちに数多くのファンを獲得。
言葉によらず、肉体と音楽で表見する彼らのパフォーマンスはアメリカだけに留まらず、世界中で大きな評価を受けてきた。
もちろん今も世界各国でロングラン公演を続けている。

そのブルーマングループが、今年12月にいよいよ日本に上陸。
そのパフォーマンスが行われるのは他の劇場とは異質の空気感を持った、六本木インボイス劇場。
黒い色一色で統一された、他の劇場とは異質な雰囲気を持つこの空間。
これだけの規模を持つ劇場で、ここまでモノトーンでまとめられた劇場はあまり例がない。黒一色に染めたのは、単なる思いつきではない。カラフルなブルーマンのパフォーマンスを最大に面白く見せるには、この色がいいと判断したという。

劇場は進化している。
ぼくらにより非日常を感じさせてくれる為に。
劇場はもはや遠くからステージを観賞する場所ではなく自らその空気を取り込み堪能する場所なのだ。
さあ、非日常を求めて新しい劇場を訪ねてみよう。