STYLE BOOK

フリークライミング (11月17日(土)放送)

番組の81回目のテーマは「フリークライミング」
自己の技術と体力だけを使い、岩を登るスポーツ。
ボルダリングはマットだけを安全確保としたクライミング。
ルートクライミングはロープを使いながら安全を確保し、登るクライミングだ。

フリークライミングの世界は力任せではない。
ただ壁を登るだけではない。計算や勘、経験など力以外の要素が必要となってくる。
フィールドに出て、大自然の岩にチャレンジしてみよう。

長野川上村はクライミングの聖地とされる場所だ。
実は今の季節こそが、クライミングのトップシーズンだという。
フリークライミングの大敵である、手の汗も出ず、景色も素晴らしい。

岩にはジムのようなホールドがない。わずかな段や窪みを利用して登っているのだ。わずかな岩の段差に指をフックのようにかける。手のひらを圧着させ、岩にへばりつく。下から持ち上げるように体を支えることもある。何も引っかかりがない場所に足をかける。これはわずかな石のくぼみにゴム製の靴底を押し付けてフリクションを得ている。

これらのテクニックがあるから、不可能と思える岩にも登っていけるのだ。1センチにも満たない、出っ張りに足をかけ、圧着した手のひらに体を預ける。まさに岩に張り付いているような感覚。

今まで味わったことのない三次元の体験をしてみよう。