STYLE BOOK

男がかわいい物を持ってもいいだろう (11月10日(土)放送)

番組の80回目のテーマは「男がかわいい物を持ってもいいだろう」。

日本を代表する家具メーカーの子ども用の椅子とテーブル。
子ども用でありながら、プライウッド製の確かな作りには品格さえ漂う。
大人さえ惹きつけるその魅力・・。
そこには、優れたデザインとともに、「かわいさ」がある。
時に僕らはそのかわいさに目がくらみ、使い道も考えずに買ってしまうことさえある。
かわいいものを子どもに与えるのも、実は自分が欲しいからなのではないか・・・
モノをセレクトする時、男たちは敢えて「かわいい」を避けてきた。
「かわいい」は女や子どものための価値観とみられているからだ。
だが、女たちは「かわいい」という表現に様々な意味を持たせてきた。
そして男が使う「かわいい」にも新たな意味が加わった。
僕たちも「かわいい」を基準にモノを選んでいくことにしよう。

本来、男の方がかわいいモノは好きなのかもしれない。
今まで男たちは、かわいさだけでモノを選ぶことを良しとしなかった。
機能やテクノロジーが盛り込まれて初めて、男はかわいいものに手をだした。
デザイン性に優れ、高機能が当たり前になった先にはかわいさでモノを選ぶ時代が待っている。