STYLE BOOK

「川から見た街」 (4月7日(土)放送)

番組の49回目のテーマは「川から見た街」。

東京・隅田川。
常に進化を続ける東京の姿をこの川は静かに見つめてきた。

隅田川は確かに街の中心だった。それを証明するのが「勝鬨橋」だ。
橋の上には都電も人も車も往来していたが、ひとたび船が通るとなると全ての人が足を止めて橋を開けたのだ。

隅田川の水源は荒川源流を発端とする。
甲斐、武蔵、信州の3つの国にまたがる甲武信ヶ岳。この山から湧き出た荒川の水は奥秩父の清水を集めながら東京湾へと下っていく。
その流れは岩淵水門で二つに分けられる。
一つが本流の荒川。そしてもう一つが支流となる隅田川だ。
隅田川は岩淵水門から東京湾までの23キロの流れを指す。

晴れた日の昼下がり。川から吹く風を感じてみよう。
セーヌ川やテムズ川に負けない素晴らしい景色がそこにはある。