STYLE BOOK

「箸」 (1月6日(土)放送)

番組の39回目のテーマは「箸」。
日本人にとって、最も慣れ親しんだ道具、箸。
当たり前に使っているこの道具について、あまり真剣に考えたことはないのではないか?

銀座にある箸の専門店・夏野。
ここには2千種類の箸が揃えられている。
その種類の多さは、箸というアイテムの奥深さを語る。
更に箸使いは教養やマナーを試される試金石である。

日本に箸が伝わったのはおよそ1500年前という。
原型はピンセットのような折箸だった。
日本人の食生活に沿いながら進化を続けてきた。

江戸職人の伝統を引き継ぐ東京・向島の「大黒屋」には、江戸時代に使われた黒壇、柴壇などの銘木を素材とした江戸木箸が並んでいる。
大黒屋の箸は一本一本を手作業で作り上げていく。

僕らは、箸についてもっと深い知識を持ち、自分だけのこだわりを持つべきではないだろうか?