番組の３６回目のテーマは「カバン」。
時計も靴もカバンも。すべて外国製こそが最高だと信じてきた。
だが、改めて感じる。
僕らはあまりにも、日本を、そしてカバンを知らな過ぎた。

創業1889年の株式会社松崎。
ここのカバンは世界中の誰でも知っているヨーロッパの高級ブランドとも肩を並べるほどの歴史を持っている。創業者の松崎伊三郎。その職人気質なカバン作りの哲学は、今も脈々と受け継がれている。実直で真面目な松崎伊三郎のカバン作りの精神を21世紀の今に伝えるブランド、それがISABURO 1889である。

ISABURO 1889のショップを訪れると、誰もが驚かされる。
それはズラリと並ぶ美しいカバンのひとつひとつが今も全て職人による手作りだという事実。「ひとつのカバンもおろそかにしない」創業からの精神が忠実に守られている証拠だ。

カバンを愛する人がいる。
カバンを愛する職人がいる。
その双方が時間をかけて作り上げるのが、最高のカバンとなる。