STYLE BOOK

「モデルカー」 (10月28日(土)放送)

番組の30回目のテーマは「モデルカー」。
少年時代、誰もが作ったプラモデル。
その世界は大人に愛される趣味として存在している。
作るだけではなく、プロが作った作品を購入するという楽しみもある。
ディテールにこだわって完成されたモデルカーは、まさに芸術品。
作家によっては100万円を超える作品も珍しくないという。

モデルフィニッシャーの北澤志朗さん。客から依頼されたモデルカーを組み立てるプロモデラーである。「実車以上の美しさ」と称される腕前を持つ北澤さんは、注文に沿って、資料を参考に全体のディティールを決めていく。わずかな出っ張りや、くぼみ、ボディバランスなどを修正しながら作業をすすめる。

モデルカーは、眺めて楽しむものであり、転がして遊ぶものではないという。
だから、重要なのは10年も20年もその美しさを保つことが重要だという。

モデルカーの愛好者には、車に乗っていない人もいる。
好きな車を実車以上のディティールで表現できるモデルカーの方が魅力的なのだと語る。そんなモデルカーの醍醐味に触れてみよう。