STYLE BOOK

「テーブルウェア」 (8月12日(土)放送)

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番組の第20回のテーマは「テーブルウェア」。
一枚のお皿、ひとつの食器。
良いテーブルウェアを目の前にすると様々な想像がふくらむ。

どんな料理をのせたらいいのだろうか
どんな相手に出せばいいのだろうか
どんな思いを重ねればいいのだろうか

一枚の皿から、その美しさに見合った料理を、相手を、そして自分の姿を想像することができる。

創業明治11年 箱根の山間に建てられた、歴史の重みを感じさせるホテル「富士屋ホテル」伝統と格式を大切に守るこのホテルのメインダイニング「ザ・フジヤ」では、すべての調度品に細やかな配慮がなされている。

富士屋ホテルで使われているテーブルウェアの多くは横浜・大倉陶園で作られたものである。美しい白地に、バラの花があでやかに輝く。誰の心も魅了する、圧倒的な存在感を持つテーブルウェア。絵師が一枚ずつ、時間をかけて絵を付けるものもある。つまり一枚の皿は、一枚の作品と呼んでいい。大倉陶園の皿を目の前にした料理人達は、この一枚の皿から、新しいインスピレーションが生まれることがよくあるという。

美術工芸品に等しい皿を手に入れる。
そしてその皿を道具として使い、料理をのせる
生半可な思いでできることではない。
それに釣り合うだけのものを、自分の側に用意しなくては、この皿の存在感に圧倒されてしまう。

この皿に釣り合う、自分なりの日常とは何か?
この皿を前にすれば誰もがそれを思い描かざるを得ない。
たった一枚の皿が、ライフスタイルを変えていく。