STYLE BOOK

「時計」 (7月15日(土)放送)

番組の第16回のテーマは「時計」。
いうまでもなく「時計」のレーゾンデートル・存在理由は、正確な時間を知ると言うことにある。そのために、一分一秒の間違いも許さない機械的な時計を目指すことが求められてきた。

「SWATCH」という時計メーカーがある。
SWATCHが誕生したのは、1983年。
日本のデジタル時計が爆発的に売れ行きを伸ばしスイスの時計産業が凋落傾向にあったときだった。

デザインを前面に打ち出した今まで見た事のない時計の誕生だった。
世界中の腕時計観を根底から変えてしまった。

この時SWATCHが打ち出したキーワードは
「ハイデザイン」「ハイクオリティ」「リーズナブルプライス」の3つ。
今までの時計造りの概念と全く違うアプローチだった。

SWATCHがこれまで世に送り出した時計はなんと一万種類以上
毎年数百ものモデルが作られている

ピカソ、キース・へリング、横尾忠則など。
実に様々なアーティスト、ミュージシャン、
映画監督、ファッションデザイナーがSWATCHのデザインを試みている
今までの時計には無い格好良さがあったから、彼らはSWATCHに集った。

過去を捨て、常に新しい物を輩出し続ける。
機能よりもデザインを選ぶ。
ウオッチではなくSWATCHを選ぶ。
詳しい名前も機能も知らないSWATCHがあなたの家の引き出しにも眠っている。