STYLE BOOK

「装幀」 (5月20日(土)放送)

番組の第8回のテーマは「装幀」。

本を手にとって始まる、活字とのドラマティックな出会い。
本と読み手を繋ぐデザイン、それが「装幀」の世界。
本を持って歩くとき、それはひとつのアートとなる。

装幀家の菊地信義は30年に渡り、第一線で活躍している。
「装幀の仕事は、まず作品を読み込むこと」と菊地は言う。
作品のイメージを如何にカタチにするのか?を考える。
単純な自己表現ではない、著者が作った作品世界を理解し表現することが
装幀家に求められることである。

時に装幀は読むものを挑発する。
装幀が作品世界を押し上げベストセラーとなることもある。

装幀とは本を包むものでなく、本を作るものである。