STYLEBOOK第156回目のテーマは「写真」。
デジタルカメラのおかげで写真は身近になった。
しかし、あまりに簡単になった事で写真の本当の面白さ、
表現の奥深さを知る事なく終わってしまっているのも現実だ。
ただシャッターを切って写真を撮る時代に別れを告げよう。
どうしたらもっと写真を楽しめるのか
それを考え、実践する時代になった。
「イメージを作り上げる」
かつて写真はイメージに近づけるため、あらゆるテクニックを駆使して
撮らなければならなかった。
しかし今、自分のイメージに近づけられるようなツールが
数多く用意されている。
「撮った写真にひと手間加える」
コンピューターで写真を加工する。
フィルム時代の暗室ワーク、いやむしろそれ以上の事をデスクトップ上で行う。
シャッターを切るだけでは写せない「モノいう写真」が自分自身の手で
作り出す事ができる。
これは面白い。
「デジタルカメラだから撮れる写真がある」
撮影した画像から被写体を切り抜いて、
お気に入りの背景写真と合成できるカメラがある。
カメラを左から右に振るだけでパノラマ写真が写せるカメラがある。
写真はこうあるべきだ。というセオリーから逸脱した一枚を撮れるのが
現代のカメラ。
積極的に使う事で表現の幅が広がる。
カメラもコンピューターも進化している。
撮れないと思っている写真も明日には可能になっているかもしれない。
それが今という時代だ。
だから、ぼくらの写真の楽しみ方も進化させるべきなのだ。
|