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2014年6月22日(日)
女子野球日本代表"マドンナジャパン"
ワールドカップ制覇に向けた乙女たちの熱き戦い 第1弾
アサヒトラスト所属・加藤 優(19歳)

ワールドカップ3連覇中の女子野球日本代表、通称"マドンナジャパン"。
4連覇がかかる大会は、今年9月、日本で開催される。世界一を目指し動き出した"マドンナジャパン"。選手それぞれの熱き戦いに迫った。
去年の暮れ。全国から集まったアマチュア女子硬式野球選手126名から日本代表候補を選出するトライアウトが行われ、23名の代表候補選手が選出された。
その中で、ひときわ野球センスが光る1人の高校生が選ばれた。・・・加藤優(当時18歳)。
父は、少年野球チームで長年指導に情熱を注ぎ、母も元々は、草野球チームのマネージャーと、共に野球を愛する両親のもとで育った。
加藤が、初めてバットを握ったのは5歳の時。小学生の頃は父のチームでキャッチャーを務めた。
当時から野球センスに定評があり、中学時代には地元でも評判の女子野球選手に成長した。
高校では、全国屈指のソフトボール強豪校、厚木商業高校へ進学し、ソフトボール部に入部すると、1年生にしてレギュラーを獲得し、その頭角を現していた。
しかし、加藤は野球への想いが断ち切れなかった…。野球ができる環境を求め、高校生にして社会人クラブの名門、アサヒトラストの門を叩いた。
この春、高校卒業した加藤は、現在、チームの親会社で介護の仕事に携わっている。野球と仕事、慣れない環境の中での両立。そんな彼女を支えているのは、日本代表のレギュラーとなり、ワールドカップで優勝するという夢。 しかし、ワールドカップ3連覇中のマドンナジャパンにおいて、代表経験のない高校生がその座をつかむのは容易ではない。
日本代表として、今年9月に宮崎で行われる女子野球ワールドカップで優勝する、という夢に向かって奮闘する加藤優の熱き想いに迫った。