スポーツクロス

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2013年12月22日(日)
防衛大学校・「棒倒し競技会」
将来の国防を担う男たちの熱き戦い! 前編

一本の棒を倒すことに全力をかける男たちの熱き戦い…。
スクラムを組んだ男たちが棒をめがけて押し寄り崩しにかかる。それを土台にし棒をめがけて次々と跳びかかる者も…。
防御する者は棒を倒されまいと必死に体を張って守る。棒に近寄る者を蹴落とし、駆け寄る相手を引きはがす壮絶な体と体のぶつかり合い…。
毎年、ケガ人も続出。救急車もスタンバイしている世紀のイベント。

屈強な男たちが、そびえ立つ一本の棒を目指し激しくぶつかり合うその攻防は、まさに国を守る闘いそのもの。それが防衛大学校の伝統行事"棒倒し"だ。

毎年11月に行われる、防衛大学校の開校記念祭のメインイベントとも言われるのが、4大隊対抗の「棒倒し競技会」。戦前の海軍兵学校時代から受け継がれている伝統競技である。

1大隊から150人の精鋭が選抜され、4大隊でトーナメント戦を実施。
制限時間2分以内に、相手方の棒を倒せば勝利となる。棒が3秒間30度傾いた時点で勝敗が決まる。しかし、ただの「棒倒し」ではない。彼らが行っているのは、いかに攻撃し、どう防御するか、勝利の為、日夜問わぬ激しい訓練。
相手方に潜入し行動を調べ上げる諜報活動、夜な夜な練り上げられる秘密会議・・・
防衛大生たちが行っている棒倒しは、実戦さながらの戦闘訓練そのものなのだ!
この棒倒し競技で優勝することは、各大隊の名誉。そのために学生たちは一年間、心身共に鍛錬を積んできた。

将来の国防を担うエリート自衛官候補生が大隊の意地と名誉をかけて真剣勝負を繰り広げる「防衛大の棒倒し」。男たちの熱き闘いが今年も始まった。
番組では昨年に引き続き今年もこの「伝統ある世紀の決戦」に密着!その全貌とは…。