「黒柳徹子のコドモノクニ~夢を描いた芸術家たち~」 毎週水曜よる10時から BS5chで全国無料放送中!
『コドモノクニ』は、大正デモクラシーの時代に誕生した画期的な絵雑誌。大正11年に東京社から創刊され、昭和19年まで、22年間で287冊が刊行されました。子どもたちの情操を育てるため、綺羅星のごとき芸術家たちがこぞって作品を掲載しています。
藤田嗣治、東山魁夷、竹久夢二、中原淳一、野口雨情、北原白秋、西條八十、サトウハチロー、島崎藤村、室尾犀星、内田百閒、横光利一、中山晋平、山田耕筰、本居長世…
絵画、文学、音楽という芸術の3大要素を兼ね備えたクオリティーの高さ。子どもたちだけでなく、親子が一緒になって楽しんだ『コドモノクニ』は文字通り、奇跡のように産み落とされた、日本の文化遺産です。
写真提供
古河文学館
月刊グラフィック誌ジャーナリストの先駆者とも呼ばれる、鷹見久太郎。
著名な蘭学者・鷹見泉石の曾孫として1875年、茨城県・古河に誕生。
文学を志し早稲田大学へ進学したが、父が早逝し実家が貧しく中退。
しかし、文学活動は続け、同じような境遇にあった野口雨情(詩人)らと親交を持った。
その後、窪田空穂(国文学者)を通じて編集者としてのチャンスを手に入れ、東京で再出発を果たす。
当時、雑誌社の編集長を務めていた国木田独歩(作家)から鋭敏な時代認識と編集者のあり方を学んだのち、独立。
編集者、出版プロデューサーとして幾多の作品を手掛ける。
写真提供 古河文学館
『コドモノクニ』の所蔵点数では日本一。指定資料(貴重書)につき、通常の閲覧には原則代替資料を使用。
「コドモノクニ」に数多くの作品を残した“童画の父”武井武雄の原画など、約2000点も所蔵
横浜・港の見える丘公園内にある。デジタルデータまたは原本で閲覧可能。(館外貸出不可)
利用には手続きが必要。デジタル画像での利用となる。ホームページ上の電子展示会「絵本ギャラリー」が充実しており、 下記リンクからも『コドモノクニ』を閲覧できる。
http://www.kodomo.go.jp/gallery/index.html所蔵分の巻号数がホームページで検索可能。誰でも利用できるが、閉架式の専門図書館のため入館の手続きが必要。