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放送内容

「清水宏保 ~母に捧げる感謝のメダル~」

元スピードスケート選手、清水宏保(40歳)。1988年、長野オリンピック500mで金メダルに輝いた。身長162センチと非常に小柄な体格だったため、スケートを始めた当初は誰も清水が大成することを信じる者はいなかった。そんな彼が栄光を手にできたのは家族の支えと愛情があったからこそ。清水曰く「父は星一徹のようなスパルタ、母はわがままな父と息子をすべて受け入れてくれた人」。宏保の父・均は全くの門外漢でありながらスピードスケートを教え、独自の指導を繰り返した。宏保のロケットスタートの基礎はこの父によって生み出されたといっても過言ではない。父・均はガンに侵され余命幾ばくもないと診断されていたため、何かを宏保に残していきたかったのかもしれない。夫の闘病を母・津江子は最期まで献身的に支え続けた。さらに宏保もまた幼い頃からぜんそくに苦しめられていたため、夜中の発作で何度も宏保の背中をさすって母の時間は過ぎた。今年76歳を迎えた母に息子・宏保はできる限りの親孝行がしたいと考えている。
今回、母のために長野・温泉旅行を宏保は計画した。母は長野を宏保の第二の故郷と考え、スピードスケート会場「Mウェイブ」は「まるで神様がふわーっと降りてくるような美しいところだから大好きだ」という。今回、母の目から見たオリンピック秘話も明かされる。そして日本一予約が取れないと言われる長野の名湯、仙仁温泉・岩の湯では満開の桜が二人を迎えた。「感謝します」を連発する母・津江子と照れる息子。二人で一つの部屋に寝るのは初めての体験。ちょっと照れくさい息子と母の親孝行の旅が始まる!