デザインの街ミラノでは、ＣＯ２を削減できる製品の開発が進んでいる。イタリアのトップ照明器具メーカー、アルテミデ社は、省エネルギーの「低炭素照明」の開発に力を注いでいる。そのコンセプトは「ヒューマン・ライト」。地球と人の暮らしにやさしいエコ照明開発の最先端の現場をみる。

今、イタリアのある新しいエネルギーの開発に世界的注目が集まっている。 それはなんと「凧（タコ）」による発電。その原理は、巨大な凧（タコ）を地上から１０００メートル上空に上げ、その強い風を利用して、地上のメリーゴーランド状の装置を回転させ発電するという、ユニークなもの。この新しく安全なエネルギーは、すでに「タコバツ」の愛称で、日本のエネルギー関係者には呼ばれている。 タコバツ一つで、原発一基分に相当する電力が得られ、しかも設置費用は格段に 安く、環境負荷も極めて少ない。イタリア発の、地球とつながるスローな発電が将来、世界のエネルギー事情を一変させるかもしれない。