坂東三津五郎がいく 日本の城ミステリー紀行
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「将軍の城・江戸城」

甦る 史上最大の天守

日本最大の城であり、日本城郭建築の「集大成」といえる江戸城。
現在は皇居という名前で親しまれている場所に、かつてあったものとは…
驚くべきは、城の全体構成である城の総構え。広大な事で有名な豊臣秀吉の大坂城をはるかにしのぐ広大な敷地、まさに今の東京の原型です。
最大、最強の城でもあった江戸城、結果的に戦火にまみえることは一度もありませんでしたが、磐石な徳川幕府15代、260年の太平の世を作り上げた象徴でした。天守は現在ありませんが、実は2度も再建され、江戸城には家康、秀忠、家光の3つの天守が存在したことになります。
最初の家康の天守は、一階の総面積で秀吉の大坂城の2倍。漆喰で真っ白に塗りこまれ、鈍く銀色に輝く瓦。白雪を頂いた富士山のような壮麗な造りだったと言われています。更に家光の天守こそは史上最大、今で言う15建てのマンションに匹敵する当時としては超高層建築でした。歴史的にも人が実際に登れた木造建築としては、日本史上最高と言われます。こんな建築が可能だった秘密とは…安土城に始まった天守が行き着いた姿、それが江戸城の天守なのです。
ほかにも江戸城から生まれたものと言えば、大奥。江戸城の天守のすぐ下、一番奥に控えた立地で、外部とは遮断された世界でした。今回はこの大奥をCGで再現して往時の姿を推理します。
史上最大の天守と大奥の謎…天下の名城「江戸城」の秘密に迫ります。