今よみがえる戦艦大和

今よみがえる戦艦大和

お知らせ

【放送日時】
2016年8月7日(日) よる9:00~10:54放送

番組概要

1945年4月、決死の特攻作戦に出撃した戦艦大和。その沈没から54年後の1999年、テレビ朝日のプロジェクトチームが、東シナ海に沈む戦艦大和の水中探索を実施。水深1000mまで潜水可能な最新鋭の潜水艇を駆使し、海底350mに眠る戦艦大和の全貌を撮影することに成功した。その悲劇の末路を、大和の元乗組員や攻撃した米軍パイロットの証言、現存する貴重な資料をもとに検証。水蒸気爆発によって真っ二つに引き裂かれた戦艦大和の姿を、探索映像をもとに立体再現。その年、開局40周年記念特別番組として放送された。
また、艦首に掲げられた菊花紋章、主砲塔の発見は、朝日新聞全国版の1面を2度にわたって飾るスクープとなった。
今回の番組では、今年5月、広島県呉市が2週間余りにわたって行った戦艦大和の潜水調査映像を加えて再構成。ハイビジョンカメラで克明に記録された現在も海底に眠り続ける戦艦大和の最新の姿とは…。20世紀日本最大の遺産、消えた戦艦大和が甦る!

【当時の番組詳細】
昭和20年4月6日、東シナ海洋上で沈没した戦艦大和、以来54年間、海底に眠ったまま手付かずの状態が続いていた戦艦大和を、あのタイタニック引き揚げプロジェクトを成功させたサルベージチームの協力を得て撮影、昭和史の謎とされてきた幻の戦艦の全貌を解明することに成功した。番組では、そんな探索の模様、回収された81点に及ぶ遺留品などを紹介するほか、大和について残された記録、関わった人々の証言、貴重なフィルムなどで大和のすべてを再現する、また、海底に眠る大和の状況については、田宮模型制作の精巧なジオラマでわかりやすく紹介していく。
潜水調査時間延べ76時間、真っ二つに折れた船体、今も艦首を飾る菊の紋章、ひっくり返って海底に突き刺さった主砲塔…、初めて克明に撮影された大和各部の映像を検証するとともに、測量データをもとに海底の大和の精密なジオラマを作成し、その全容を伝える。
また、大和沈没の謎についても海底の大和が戦後54年目の真実を雄弁に物語る、主砲弾薬庫の誘爆や水中での水蒸気爆発の可能性を示すさまざまな痕跡、番組では大和最期の瞬間にいったい何がおこったのか、CGにより再現、さらに2隻の潜水艇のロボットアームを駆使して回収した遺留品、大和乗組員の生活をしのばせる靴や食器、酒びんのほか、双眼鏡、トランペット、高角砲の一部、士官室のものと思われる装飾品やタイルなど、きわめて貴重な品も検証する。