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2017年5月7日
熱中ゲスト
女優 八千草 薫
女優の八千草薫さんをゲストに招く。
1947年、宝塚歌劇団に戦後の第一期生として入団。清純派の娘役スターとして活躍。
その後は映画、テレビ、舞台とジャンルを超えて多くの作品に出演。清楚な美貌と柔らかな雰囲気で理想のお嫁さん、お母さんとして人気を得た。
初舞台から70年。様々な女性の生き様を演じてきた八千草さんの静かな情熱と、意外な素顔に迫った。
暗い戦争の時代の記憶 華やかな宝塚歌劇団へ
八千草さんが思春期を迎えた時代、日本は満州事変から太平洋戦争へと続く暗い時代だった。大阪生まれの八千草さんも空襲で家を焼かれ、学校でも勤労奉仕に駆り出される日々だったという。終戦後、八千草さんの運命を変えたのは、宝塚音楽学校の募集広告だった。
引っ込み思案で内気な少女だったという八千草さんは当時のことを「冒険がしたかった」と振りかえった。
また、戦後最初の募集に多くの希望者が殺到した宝塚音楽学院。水着審査もあったその試験で八千草さんが語ったエピソードとは。
初めての主役 そして銀幕デビュー
宝塚入団後、たちまち娘役のスターとして脚光を浴びた八千草さん。
しかし、本人にはその気はなくとも、周囲は八千草さんのどこかユーモラスな雰囲気を見抜いたのか、初めての主役は「文福茶釜」の子ダヌキ役だったという。
スタジオでも鴻上の突込みに絶妙な返しを入れるなど和やかな雰囲気で会話が弾んだ。
1951年宝塚在団中に「宝塚夫人」で銀幕デビュー。
女性ばかりの宝塚から男ばかりの映画撮影の現場には戸惑いもあったという。
また、ホームドラマの歴史を変えたといわれた「岸辺のアルバム」では「浮気する主婦」という役に一度は断ろうと決めていたという。その理由とは。
新婚旅行は雪山登山
26才の時、映画の撮影を機に出会った19歳年上の谷口千吉監督と結婚。
山登りが好きだった二人の新婚旅行は、なんと冬の上高地。谷口監督は当初、冬山ということで反対していたが、八千草さんは頑として聞かなかったという。そんな八千草さんに
谷口監督が言い渡した厳しい一言とは…
その後も、北アルプスの剣岳やネパールのヒマラヤなど、八千草さんのおっとりとしたイメージからは想像できないような本格的な登山のエピソードを聞いた。
演じ続ける覚悟 新たな舞台に向けて
ホームドラマが減っていく中で「おじいちゃんやおばあちゃん」の居場所がなくなっていくようだとも話した。
一方で今も新たな舞台の稽古中だという八千草さん。「年齢を経てこそ見えるものもある」
といつまでも演じることへの思いがあると話した。
カルチャーランキング
前衛芸術家 草間彌生 人気グッズベスト5
かぼちゃに真っ赤な水玉といったちょっと幻想的なデザインで有名な草間彌生さん。
その作品は幅広い層のファンを魅了しています。
2016年には文化勲章を受章したほか、アメリカのTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。
そこで、名実共に日本を代表する芸術家、草間彌生さんのデザインをより身近に感じられる人気のグッズベスト5を紹介します。
代表的な作品が日常的なグッズになったものや、飾るだけで草間彌生の世界観を感じられるものまで幅広いラインナップとなった気になるベスト5とは…。
八千草 薫
【本 名】 谷口 瞳 (たにぐち ひとみ)
【出身地】 大阪府
【デビュー】
1947年 宝塚歌劇団入団
【映画デビュー】
1951年 東宝 「宝塚夫人」(小田基義監督)
■受 章
1997年 紫綬褒章
2003年 旭日小綬章
■受 賞
1965年 第12回アジア映画祭助演女優賞
1977年 テレビ大賞主演女優賞「岸辺のアルバム」
1986年 菊田一夫賞
1987年 都民文化栄誉賞
1991年 NHK放送文化賞
1995年 文化庁長官表彰
2003年 第16回日刊スポーツ映画大賞助演女優賞
2003年 第58回毎日映画コンクール田中絹代賞
2004年 第27回日本アカデミー賞優秀助演女優賞
2009年 第33回山路ふみ子映画功労賞
2009年 第35回報知映画賞助演女優賞
2010年 第31回ヨコハマ映画祭特別大賞
2010年 第64回毎日映画コンクール女優助演賞
2010年 第19回日本映画批評家大賞助演女優賞
2015年 名誉都民