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2015年2月1日

熱中ゲスト

ジャズ･トランペッター　日野皓正　（後編）　

ジャズ・トランペッターの日野皓正さんをゲストに招きお送りする＜後編＞。
"ヒノテル・ブーム"を巻き起こした20代、英語も十分に話せないままジャズの本場ニューヨークに移住し研鑚を重ねた30代・・・そして、70代となった現在も世界各国で精力的なライブ活動を続けている日野さんの"熱い"生き方に、さらに迫る。

貴重映像！美空ひばりさんと〝奇跡の共演〟

日野さんが尊敬するミュージシャンの一人として名前を挙げた一人、美空ひばりさん。日野さんは愛用のマウスピースに自らひばりさんの名を刻み、常にひばりさんの存在を感じながら演奏しているという。ひばりさんが亡くなる約10カ月前、1988年8月に長野県佐久市で行われた佐久音楽祭では、ジャズを歌うひばりさんと日野さんのトランペットの"奇跡の共演"が繰り広げられた。今回はその貴重な映像から「Lover Come Back To Me」と「Tennessee Waltz」の2曲をたっぷりとお伝えする。

マウスピースに刻んだ〝感謝〟〝愛〟

日野さん愛用のマウスピースにはひばりさんのほかに、ルイ・アームストロングやマイルス・デイビスと言ったジャズ・トランぺッター、祖母や父、そして、弟でジャズ・ドラマーだった日野元彦さんの名前が刻まれている。1999年に亡くなった元彦さん。「トコベエ」と呼び、幼いころから一緒に演奏もしてきた弟への思いを語る。

3.11からの復興へ〝魂のエール〟

東日本大震災の復興への思いを強く持ち、海外でもチャリティライブを行い、現在公開中の映画「マーチングー明日へー」にも出演するなど、様々な形で支援を続けている日野さん。東日本大震災発生から1か月後には、震度6弱の揺れに襲われた茨城県潮来市の中学校を訪れていた。そこで繰り広げられた中学生たちとの"真剣共演"。演奏する中で子どもたちは何を感じ取ったのか―。

日野さんの流儀　尽きぬ〝情熱〟

ジャズ喫茶「ベイシー」（岩手･一関市）での極上ライブや、オリジナリティあふれる日野さんの絵画作品なども取材。"前進"し続ける日野さん姿を追う。日々の中で今、日野さんが、大切にしていることとは―。

日野皓正 さん

日本を代表する世界的ジャズトランぺッター

１９４２年東京生まれ。９歳よりトランペットをはじめ、13 歳の頃にはダンスバンドで活動を始める。デビュー以降、 マスコミに"ヒノテル・ブーム"と騒がれるほどの注目を集め、'７５年に活動拠点をNY に移し、数多くのミュージシ ャンと活動。またアルバムセールスにおいてはジャズの枠を越えたヒットを連発し、CM、TV 出演など多方面で活 躍。近年は公演の他、チャリティー活動や後進の指導にも情熱を注いでいる。唯一無二のオリジナリティと芸術 性の高さを誇る日本を代表する国際的アーティストである。