熱中世代 大人のランキング

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バックナンバー

2014年3月10日放送

熱中ゲスト

ジャズ・ピアニスト、山下 洋輔 さん

〝肘打ち〟演奏でも知られるジャズ・ピアノの〝巨匠〟山下洋輔さんをゲストに招く。
国内外の一流ジャズ・アーティストとの共演はもとより、和太鼓やオーケストラとの共演など活動の幅を広げる72歳。ピアノそしてジャズとの出会いから世界の山下へ・・・1969年、紛争中の大学でのバリケード内での演奏をはじめ、山下さんの、その時々を象徴するキーワードを軸にトークを展開、〝破天荒〟なジャズ人生を語る。
幅広い交遊録とドラマチックな裏話、さらに演奏する姿からは意外とも思える素顔まで話は膨らむ。
魅力あふれる音楽人生と人柄。山下さんのファンやジャズ好きはもちろん、名前は知っているけれど、どんな人かわからないという人まで、必見の1時間。

カルチャーランキング

「最新ジャズ・アルバム売り上げランキング」

カルチャーランキングは最新のジャズ・アルバムにスポットをあてる。
今。最も売れているのはどのアーティストのどのアルバムなのか。ベスト5を収録曲と共に紹介する。ゲストの山下さんによるランク入りしたアーティスト紹介も・・・。
また、山下さんにはジャズの入門にお勧めのアルバムを3枚挙げてもらい、それぞれの魅力を解説してもらう。これを聴けば、ジャズにはまってしまうかも・・・。

こだわりランキング

「ペットショップで人気のネコ」

ネコ好きの山下さんにちなんでペットショップで人気のネコを紹介。愛くるしい表情と仕草が印象的な子猫が集まるなか、一体どのネコが人気なのか。それぞれの特徴も紹介する。
スタジオでの山下さんの表情にもご注目。

プレイバック

「山下洋輔トリオ〝バリケードの中での演奏〟」

山下洋輔トリオが行った〝伝説〟ともいえる演奏。それは想像し難い状況で生まれた。
彼らがジャズを演奏したのは、1969年、紛争のさなかにありバリケードが築かれた大学構内でのことだった。緊迫した状況下で、なぜ演奏することになったのか、どんな気持ちで演奏に臨んだのか、そして〝意外〟だったという学生たちの反応とは・・・。
当時の貴重な映像を交えながら、当時者であった山下さんが〝あの時〟を語る。

ライフスタイル

「山下洋輔の音楽交遊録・・・そして素顔」

ジャズ史に名を刻む「山下洋輔トリオ」はもちろん、多くのアーティストとの共演のきっかけとなった出会いがあった。その時々、山下さんが受けた衝撃、あるいはインスピレーション・・・。例えば大学生に交じって演奏した少年時代があった。憧れの存在である渡辺貞夫さんのグループでの演奏もあった。また、「熱中世代」のMCである鴻上尚史とともに敢行した1985年のアメリカ旅行では、いわゆる〝アポなし〟演奏を行っている。
協奏曲の作曲も手掛け、それを自身で演奏するという〝偉業〟も成し遂げるなど、活動の幅は広く、先ごろには歌手・八代亜紀さんとのコラボレーションも・・・。〝音楽交遊録〟と舞台裏を山下さんに聞く。

山下洋輔

Yosuke Yamashita(piano)

1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外の一流ジャズ・アーティストとはもとより、和太鼓やシンフォニー・オーケストラとの共演など活動の幅を広げる。88年、山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開する。
2000年に発表した自作協奏曲を、佐渡裕の指揮により04年にイタリア・トリノで再演。06年オーネット・コールマンと、07年にはセシル・テイラーと共演。08年「ピアノ協奏曲第3番<エクスプローラー>」を発表。09年、一柳慧作曲「ピアノ協奏曲第4番 "JAZZ"」を世界初演。歴代メンバー総出演の「山下洋輔トリオ結成40周年記念コンサート」を開く。
12年2月、古稀記念のコンサートをベトナム・ハノイで開催。11月、ソロピアノのCD『スパークリング・メモリーズ』リリース。13年9月、ニューヨーク・トリオ結成25周年アルバム『グランディオーソ』をリリースし、11月に記念ツアーを実施。
99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章、12年旭日小綬章受章。国立音楽大学招聘教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。