ジェーンが帰宅してドアを開けると、恋人のブライアンが他人を見るような目で「警察を呼ぶぞ」と脅してきた。おまけに彼をパパと呼ぶ小さな子供までいる。動揺したジェーンは何が起きているのか確かめようと本部へ行くが設備もメンバーもすっかり消えており、旧地下鉄駅にただ一人残っていたメンバーのジョーにも発砲されてしまう。

　政府がニューロ・プロジェクトの存在を示す証拠を隠滅しようとしていること、コナーとライリーが既に死亡したことをアンドレから電話で聞くが、その電話の向こうでは銃声がした。

　自分の身にも危険が迫っていると察知したジェーンは、これまでチームがしてきた仕事が全て無に帰してしまうのを恐れ、もう他に方法はないという思いで自宅軟禁中のサイモンの家を訪れる。サイモンに自分の記憶をダウンロードしておこうと思ったのだ。

　サイモンは「ニューロたちに対してチームは適切な扱いをしたのか」と尋ねるが、ＮＩＣＯに入ったことがないジェーンには答えられない。しかし「チームには危険なニューロから国民を守る任務がある」と答え、それを理解させるために放火魔のニューロや、若さが欲しいばかりに命を奪うニューロの記憶をサイモンに見せる。すると突然ドアを執拗にノックする音が聞こえ、政府の捜査官が追ってきたことを知る。

　サイモンは機転を利かせ、ワインセラーの中にある秘密の通路へとジェーンを案内して脱出する。ジェーンの家に着くと、政府の捜査官が既に捜索した後らしく部屋が荒らされていた。するとブライアンから「もう見知らぬ他人のフリはやめる。奇妙なことばかり起きているから本部で会いたい」という電話が入る。

　本部の存在を知らないはずのブライアンをいぶかりつつも、ジェーンは本部へと向かう。しかし本部に着くと、背後から現れたブライアンがジェーンの頭に銃を突きつけ、身体を縛ったうえドリルで頭に穴を開けようとした…。

　しかし、すべては夢だった。

　夢から覚め、セスのラボにいることが分かったジェーンはチームのメンバーたちの姿を見て嬉しくなりハグやキスで気持ちを表現する。帰宅してドアを開けると、実際のブライアンはちゃんとジェーンだと分かってくれたのだった。