ボクらの地球
放送内容
ハワイ!奇跡の夜の虹(ナイトレインボー)を追う!
鶴田真由 知られざる楽園紀行
今回は、自称「旅中毒」という女優・鶴田真由がハワイへ。鶴田にとってハワイは、幼い頃に見た幸福な虹の記憶…。この番組はそんな鶴田が、「ハワイに最高の祝福を意味する夜の虹(ナイトレインボー)が現れる」と聞いた時に始まった。
夜の虹=ナイトレインボーは、月の光を受けて出現する珍しい虹。ハワイの人々が"祖先の霊が宿ると信じる奇跡の虹"で、見るものは魂の震えるような感動を覚えるという。鶴田は、世界中で虹を追い続けてきた自然写真家・高砂淳二とともに、「虹の州」ハワイのカウアイ島とハワイ島で夜の虹、そして虹の物語を探す。
「奇跡の夜の虹を探せ!」カウアイ島
追跡は簡単ではなかった。月の光の強さは、最大でも太陽のおよそ50万分の1。夜の虹が見えるのは、月が最も輝く満月の前後の雨上がり、しかも、チャンスは1日に3時間ほどと限られている。雲が厚く月が出ない、月が出ても雨が降らない…ミッションインポッシブルか!? 果たしてナイトレインボーは現れるのか!? そんな中で、鶴田はフラの先生や夜の虹を歌うハワイアンロックバンド「カラパナ」のリーダーらと出会い、ハワイの人々と虹、そして自然の関わりを知る。それは、森羅万象に神が宿るとする日本人の魂の原風景にも通じる、心安らぐ時間だった。 何度かの失敗の後、滝の水しぶきを浴びてナイトレインボーが姿を現した! それは、まさに魂の震える夜の虹だった。しかし、旅は終わらない。
「空に浮かぶ夜の虹を追え!」ハワイ島
鶴田と高砂、2人のレインボーチェイサーは、火山が今も火を吐く天地創造の大地・ハワイ島でさらなる虹の物語を探す。
訪ねたのは、標高4205メートルの太平洋の最高峰・マウナケア山。ハワイの人々の聖地、そして日本のすばる望遠鏡が生命の起源と宇宙の謎に迫る観測基地がある。そこで「宇宙の虹」、「いのちの星」地球に生きる奇跡を思う。
虹の旅は続く。かつて「虹」を王権のシンボルとしたハワイ王朝の末裔(まつえい)たちが生きる聖地では、不思議な男たちに出会い、自然の悲劇と奇跡にうたれる。
虹を追う旅…それは宇宙と自然の神秘、そして日本人の自然観にも通じる、人と自然の絆を見つめる魂の旅路でもあった。